古寺山からは、しばらく夏の道と雪の上とまじるような道で、岩もあちこちにあり、気温も雪の表面が凍るほどではなかったのでアイゼンははずしていきました。
古寺山から小朝日岳に向かう途中のダケカンバの根元のあたりの雪のないところにカタクリが。
ここでカタクリを見たのは、実ははじめてです。ふもとのものよりも葉がずいぶん小さく感じました。

ふえ~。周りはまだまだ残雪で、標高もあるから寒いのによく咲いています。

開き気味のものもありました。晴れていればきっとくるんと開いていたことでしょう。

そして付近にもうひとつ。
こ、これはヒメイチゲでしょうか。なんてぇちいさい!

図鑑では、葉も花も水平に空に手を広げるように開いているのですが、これも天候のためかうつむいていました。グローブで指の大きさも大きめに見えていますが、それでもこのちいささの花。
実際に見ると、ほんとうに驚くほどの可憐さがあります。いやあ、良かった。ここに来て良かった。
さて、もう帰りましょうかね、というくらいに満足いたしました。

小朝日岳に向かう途中は、夏の道が出ているかと思うとこのように雪のあるところもありました。
雪庇がばっかりと口をあけています。

小朝日岳を登っていきます。このあたりからガスがかかったり晴れたり、めまぐるしく変わっていきました。

ガスが晴れたときには遠くが見えました。小朝日岳の向こう側も夏の道が出ています。

小朝日岳には13:27に到着。

ここで青空も見えました。
色が濃く藍色のような空でした。
朝日連峰には、西からの風のためでしょうか、向こうから雲がこちらに越えてきているようです。

向かう大朝日岳方向も雲のなか。
これからテクテクと歩いてあの雲のなかに行くわけか・・・。
こういう風景も山の楽しみですね。これはふもとにいたら出会うことのない光景です。

小朝日岳からは、ちょっと急な斜面を下り、熊越えを抜けたところ。
ここから雲のなかのようです。
アイゼンをつけたままだと、こういうところの石にひっかかったりして逆に危ないように思いますし、木の幹や草を鉄の爪で踏みつけることになるので、こういうところはぼくはこまめにはずしたいと思うのでした。だって草や木に会いにきているのだから。(もちろん要るところでは要ります)

9月に来たときに、ハバチの幼虫が発生していて気になっていたハイマツのあたり。
ハイマツは、風のあたる葉の束の上のほうがオレンジになっていました。
ここは確認しておきたかった箇所です。

だんだんと風が強くなり、ガスは雨粒に変わってきました。
銀玉水からの登りのところに着きましたが、ここから先の登りはまた凍っていること多い斜面なので、アイゼンをつけて登っていきます。まわりの地形はなんにも見えません。
ここを登っていくと、風が強くなるので登る前にレインウェアのジッパーをしっかり閉じたり、身に着けたもので飛ばされそうなものがないか確認していきます。

ここからは、カメラはザックにしっかりと片付けてしまったので写真はありません。
しっかり歩いているつもりでも風でよろけてしまったりするのでした。
また、口を開けると、風が吹き込んで鼻のほうへ風がスゴゥ~、と吹き抜けて鼻水がどこかに飛んできます。
小屋へは15:30くらいに着きました。写真は、小屋についてからカメラをザックから出して撮りました。
夏ならば速い人なら4~5時間ほどの道のりですが、この日は8時間ほどの登りとなりました。(休憩とおしゃべりをしすぎ)

途中から離れていた4人のパーティもほどなく到着して、静か過ぎない小屋の夜になりました。
風の音はゴウゴウと一晩中続いて、丈夫なはずの小屋も時折揺れたりするのを感じました。この日の前日には吹雪だったそうです。小屋の玄関のところの温度計は1℃となっていました。
Plant×50
カタクリ、ヒメイチゲ、ハイマツ・・・3種×50=150円
Climb×100
古寺山、小朝日岳・・・2座×100=200円
5月1日から累計750円
2012年4月:1,450円
2011年9月~2012年3月:16,700円
2011年4~8月:18,150円
古寺山から小朝日岳に向かう途中のダケカンバの根元のあたりの雪のないところにカタクリが。
ここでカタクリを見たのは、実ははじめてです。ふもとのものよりも葉がずいぶん小さく感じました。

ふえ~。周りはまだまだ残雪で、標高もあるから寒いのによく咲いています。

開き気味のものもありました。晴れていればきっとくるんと開いていたことでしょう。

そして付近にもうひとつ。
こ、これはヒメイチゲでしょうか。なんてぇちいさい!

図鑑では、葉も花も水平に空に手を広げるように開いているのですが、これも天候のためかうつむいていました。グローブで指の大きさも大きめに見えていますが、それでもこのちいささの花。
実際に見ると、ほんとうに驚くほどの可憐さがあります。いやあ、良かった。ここに来て良かった。
さて、もう帰りましょうかね、というくらいに満足いたしました。

小朝日岳に向かう途中は、夏の道が出ているかと思うとこのように雪のあるところもありました。
雪庇がばっかりと口をあけています。

小朝日岳を登っていきます。このあたりからガスがかかったり晴れたり、めまぐるしく変わっていきました。

ガスが晴れたときには遠くが見えました。小朝日岳の向こう側も夏の道が出ています。

小朝日岳には13:27に到着。

ここで青空も見えました。
色が濃く藍色のような空でした。
朝日連峰には、西からの風のためでしょうか、向こうから雲がこちらに越えてきているようです。

向かう大朝日岳方向も雲のなか。
これからテクテクと歩いてあの雲のなかに行くわけか・・・。
こういう風景も山の楽しみですね。これはふもとにいたら出会うことのない光景です。

小朝日岳からは、ちょっと急な斜面を下り、熊越えを抜けたところ。
ここから雲のなかのようです。
アイゼンをつけたままだと、こういうところの石にひっかかったりして逆に危ないように思いますし、木の幹や草を鉄の爪で踏みつけることになるので、こういうところはぼくはこまめにはずしたいと思うのでした。だって草や木に会いにきているのだから。(もちろん要るところでは要ります)

9月に来たときに、ハバチの幼虫が発生していて気になっていたハイマツのあたり。
ハイマツは、風のあたる葉の束の上のほうがオレンジになっていました。
ここは確認しておきたかった箇所です。

だんだんと風が強くなり、ガスは雨粒に変わってきました。
銀玉水からの登りのところに着きましたが、ここから先の登りはまた凍っていること多い斜面なので、アイゼンをつけて登っていきます。まわりの地形はなんにも見えません。
ここを登っていくと、風が強くなるので登る前にレインウェアのジッパーをしっかり閉じたり、身に着けたもので飛ばされそうなものがないか確認していきます。

ここからは、カメラはザックにしっかりと片付けてしまったので写真はありません。
しっかり歩いているつもりでも風でよろけてしまったりするのでした。
また、口を開けると、風が吹き込んで鼻のほうへ風がスゴゥ~、と吹き抜けて鼻水がどこかに飛んできます。
小屋へは15:30くらいに着きました。写真は、小屋についてからカメラをザックから出して撮りました。
夏ならば速い人なら4~5時間ほどの道のりですが、この日は8時間ほどの登りとなりました。(休憩とおしゃべりをしすぎ)

途中から離れていた4人のパーティもほどなく到着して、静か過ぎない小屋の夜になりました。
風の音はゴウゴウと一晩中続いて、丈夫なはずの小屋も時折揺れたりするのを感じました。この日の前日には吹雪だったそうです。小屋の玄関のところの温度計は1℃となっていました。
Plant×50
カタクリ、ヒメイチゲ、ハイマツ・・・3種×50=150円
Climb×100
古寺山、小朝日岳・・・2座×100=200円
5月1日から累計750円
2012年4月:1,450円
2011年9月~2012年3月:16,700円
2011年4~8月:18,150円