スギの植林の見通しの効かない林から、落葉樹の林に出ると安心します。
落葉樹の林は、冬には見晴らしがよくなってよいですね。

たとえば、こんな木がありました。
これはキハダの冬芽です。
ちょこんと出たまだちいさな芽を鼻とすると、周りの葉のあとは、目とおちょぼぐちのように見えてきます。
なんだかとぼけた顔ですね。
山の草とか花とか虫とか-キハダの冬芽

キハダは葉っぱが対生します。
枝のおなじところから、あっちとこっち。というように葉がでます。
(互いちがいに葉がつくのは互生、といいます)
なので、冬の芽もそのようになっていました。
山の草とか花とか虫とか-キハダ 冬芽 横から
互生とか対生だとかは、図鑑にも書いてあるだいじなみわけのポイントなので、気にかけて観察するようにしていました。

これは、ここに来る前に、山頂の展望台付近で撮ったものです。
実はもうなくなって、実をつけた枝が星のように残っていました。
山の草とか花とか虫とか-キハダと青空
キハダは、寒いところにはめずらしく思うのですが、ミカンの仲間だそうです。
ミヤマカラスアゲハは、キハダの葉を食べます。
この木があるから、あのアゲハもいるんですね。
虫を知るには、木を知るのも大事だなあ、なんて思うのでした。
また、キハダは、樹皮の内側が黄色くって、それでキハダなのでしょうけれど、口にしてみるとすんごく苦いのでした。
あとからあとから苦くなる苦味です。
胃の薬になるのだと、子どものころに、木の伐採に父といったときに聞かされました。
また、黄色の樹皮は染料にもなるとかならぬとか。昔は、樹皮を採って薬屋さんに売ったそうです。

しばらく行くと、林の向こうに金華山が見えてきました。
この山の尾根にそって、作業道があり、スタート地点のちかくまでいきます。
作業道は、もともと細いので、雪に埋もれてわかりにくくなっていました。
山の草とか花とか虫とか-金華山

途中で、尾根の北側にルートを変えて行きます。
ここで、大頭森山は見えなくなります。
さようなら。
山の草とか花とか虫とか-さよなら 大頭森山

途中からは、作業道はまたよくわからなくなり、これまたコンパスと勘で進みます。
そして、とある集落の神社の裏につきました。
これまたちゃんとつきました。御明算、御明算。緊張感があると迷いにくいのですね。
ここにも、大きな大きなスギの木があります。
山の草とか花とか虫とか-おおきなスギの木
ここのおおきなスギは、まわりにちいさなスギやほかの木を従えていて、どれがおおきなスギだか一本の樹形がよくわかりません。

木の根元には、祠があります。
おおきさを比較してみると、なかなかのスギだとわかります。
山の草とか花とか虫とか-神社とスギ
こないだ会いにいこうとしたスギは、県の指定の木でしたが、こちらはそうでもないのかな。

集落内の道路は、雪の壁の高さがあって、降りられないので壁沿いにスタート地点に向かいます。
ちょっと遠くからスギの木を振り返りますが、やはりまわりの子分たちに囲まれております。
山の草とか花とか虫とか-わかりにくいスギ

15:04。
スタート地点に戻りました。
まわりの木々の影はスタートのときとは反対側に伸びています。
山の草とか花とか虫とか-出発地点

この日は、約6時間。10kmほどの行程になりました。
大頭森山の山頂までは3時間ほど。帰りは、用事がいくつかありましたから、おなじくらいの時間がかかりました。
あっちから、ここをこう登って、ここで曲がって・・・。
もうちょっと、長く遠くまで行ってみたいな。

※なお、このルートも、夏にも道も道標もないです。時間は、あくまで参考で天候のよいときに雪のうえを歩くのになれていて何度も行っている場合、です。充分に計画していきましょう(だれも来ないか・・・。)
無論、どの山も道があっても山は山、安全な山なんていうのはありません。お気をつけて。


Plant×50

キハダ(冬芽)、スギ(もうひとつの大きなスギ)・・・2種×50=100円


2月1日から累計1,050円 1月:1,050円 12月:1,700円 11月:3,150円 10月:3,900円 9月:3,700円  4~8月:18,150円