大雪注意報が出ていたのに晴れた24日とうってかわって、昨日はずっと雪でした。
ちょっとだけ町に行ったときの様子です。まだ午後2時くらいなのに、薄暗くなっています。

うちの田んぼのあたりは、道路も道路わきもまっしろでどこまでが道路なのかはっきりしません。
この日は、除雪をしてもあとからあとから積もりました。
年に1度か2度ほど、家に帰る途中に雪がバンパーを越えるくらいに道路に積もり、動けなくなってしまうことがあります。
夕方に除雪をしても、帰宅が夜遅くなると積もってしまうのですね。

スギの木は、どこまでも雪が積もるのでなく、風で雪を落としたり、また樹形も雪をためにくくなっているように見えました。
(とは言っても、毎年何本も折れたりします)

家に帰り、ふと、雪の結晶を撮ってみようと思い立ちました。
こないだの雪とはまた違う雪のはずです。
気温は、小屋にかけてある温度計で-6℃となっていました。
ちょっとね、温度計が古いから見にくいですかね?

そしたら、カメムシが傘の内側に冬眠中でした。
これは、クサギカメムシかな?
(実際のところ、「クサギカメムシ」などと普段の生活では呼びません。「へくさむし」が一般的でしょうか。うちでは「おやかた」「おやぶん」「あんつぁ」などと呼びます。これは目上の人の呼び名を用いることで怒ってにおいを出さないようにという心理のあらわれでしょうか)

このカメムシはじつに多くって、秋の落葉のころから家々に訪れ、こういった隙間にもぐりこみます。
その時期に、洗濯物を外に干すと潜り込むし、こないだ載せたソレルのブーツにも入っていましたよ。
カメムシの多い年は、雪が多いと聞きます。
今年は、こないだの博物館のある集落ではかつてないほどに多く、うちのとなりの集落でも多いと聞きました。
ところが、我が家では、ぼくの感じる限りではそれほど多くは感じませんでした。
うんうん。
せっかくこの寒い時期に虫の姿を拝めるのだから撮っておきましょう。

体が冷え切っているのか、足を縮めて寒そうですね。
クツなどに入っているのをクツを逆に降って出すと、干からびているようにからからと出てきます。
ところが、外に出ちゃったのを知ると、もぞもぞと動きます。

口は足の間のほそい筒です。
カメムシの仲間(昔は半翅目といいましたけれど、今の図鑑ではカメムシ目となっているようです)は、このストローのような口が特徴です。
カメムシ目の虫は多いですね。セミにアメンボ、ウンカのなかまにアブラムシ。
顔の部分をもっと拡大すると、目の複眼のつぶつぶが見えました。
また、胸の部分のあたまの付け根付近にはちょっとだけ緑色の光沢が。

横から見るとね。
ほら。目元に緑色の光沢がありますよ。
アイシャドウみたいなものでしょうか。

背中の模様は、じっくりと眺めると、なかなかに趣き深いこげ茶色と褐色になっていて、ちいさなでこぼこがあります。

これは、雪の降る前の写真。
カメムシは、臭い、汚いというイメージがありますが、手に乗せても、いじめない限りはにおいは出しません。
また、ほかの虫に比べて汚いというわけでもありません。
においを出す=汚い、という連想でしょうか。

菌などの多さ、老廃物のくっついている量から察するに、ヒトのほうがずいぶん汚いはずです。
これは、春の様子。
ヤマブキの葉の上にいました。左のカメムシは、触覚を手入れしている最中でした。
虫たちは体の掃除に余念がありません。

このカメムシは、マツ、スギ、サクラにキリなどの樹液などを吸うようです。
においは、カメムシのなかでも強いほうだそうですよ。
でも、なぜだか、ぼくはこのにおいはそれほど嫌いではありません。
さすがにね、鼻を近づけて嗅いだら悶絶しますけれど、薄まるとね、やや、冬が来たな、という感じでしょうか。
コタツにストーブ。そういうものを連想します。
香水も、濃くなると悪臭になりますから、程度によるのかな。
植物から採るエッセンシャルオイル(精油)というのがあり、ここ十年ほどだいぶいろんなところで売るようになりました。
考えてみると、カメムシたちは、樹液を吸い、それでにおいを作っているのだから、エッセンシャルオイルとおなじようなもの。と言えなくもないかも知れない・・・。
(ただし、においの汁が皮膚についたりすると刺激が強いらしくかぶれたりするらしいから注意しましょう。あ、それもエッセンシャルオイルと一緒ですね)
蟲×50
クサギカメムシ(へくさむし、おやかた、おやぶん、あんつぁ)・・・1種×50=50円
12月1日から累計1,650円 11月:3,150円 10月:3,900円 9月:3,700円 4~8月:18,150円
ちょっとだけ町に行ったときの様子です。まだ午後2時くらいなのに、薄暗くなっています。

うちの田んぼのあたりは、道路も道路わきもまっしろでどこまでが道路なのかはっきりしません。
この日は、除雪をしてもあとからあとから積もりました。
年に1度か2度ほど、家に帰る途中に雪がバンパーを越えるくらいに道路に積もり、動けなくなってしまうことがあります。
夕方に除雪をしても、帰宅が夜遅くなると積もってしまうのですね。

スギの木は、どこまでも雪が積もるのでなく、風で雪を落としたり、また樹形も雪をためにくくなっているように見えました。
(とは言っても、毎年何本も折れたりします)

家に帰り、ふと、雪の結晶を撮ってみようと思い立ちました。
こないだの雪とはまた違う雪のはずです。
気温は、小屋にかけてある温度計で-6℃となっていました。
ちょっとね、温度計が古いから見にくいですかね?

そしたら、カメムシが傘の内側に冬眠中でした。
これは、クサギカメムシかな?
(実際のところ、「クサギカメムシ」などと普段の生活では呼びません。「へくさむし」が一般的でしょうか。うちでは「おやかた」「おやぶん」「あんつぁ」などと呼びます。これは目上の人の呼び名を用いることで怒ってにおいを出さないようにという心理のあらわれでしょうか)

このカメムシはじつに多くって、秋の落葉のころから家々に訪れ、こういった隙間にもぐりこみます。
その時期に、洗濯物を外に干すと潜り込むし、こないだ載せたソレルのブーツにも入っていましたよ。
カメムシの多い年は、雪が多いと聞きます。
今年は、こないだの博物館のある集落ではかつてないほどに多く、うちのとなりの集落でも多いと聞きました。
ところが、我が家では、ぼくの感じる限りではそれほど多くは感じませんでした。
うんうん。
せっかくこの寒い時期に虫の姿を拝めるのだから撮っておきましょう。

体が冷え切っているのか、足を縮めて寒そうですね。
クツなどに入っているのをクツを逆に降って出すと、干からびているようにからからと出てきます。
ところが、外に出ちゃったのを知ると、もぞもぞと動きます。

口は足の間のほそい筒です。
カメムシの仲間(昔は半翅目といいましたけれど、今の図鑑ではカメムシ目となっているようです)は、このストローのような口が特徴です。
カメムシ目の虫は多いですね。セミにアメンボ、ウンカのなかまにアブラムシ。
顔の部分をもっと拡大すると、目の複眼のつぶつぶが見えました。
また、胸の部分のあたまの付け根付近にはちょっとだけ緑色の光沢が。

横から見るとね。
ほら。目元に緑色の光沢がありますよ。
アイシャドウみたいなものでしょうか。

背中の模様は、じっくりと眺めると、なかなかに趣き深いこげ茶色と褐色になっていて、ちいさなでこぼこがあります。

これは、雪の降る前の写真。
カメムシは、臭い、汚いというイメージがありますが、手に乗せても、いじめない限りはにおいは出しません。
また、ほかの虫に比べて汚いというわけでもありません。
においを出す=汚い、という連想でしょうか。

菌などの多さ、老廃物のくっついている量から察するに、ヒトのほうがずいぶん汚いはずです。
これは、春の様子。
ヤマブキの葉の上にいました。左のカメムシは、触覚を手入れしている最中でした。
虫たちは体の掃除に余念がありません。

このカメムシは、マツ、スギ、サクラにキリなどの樹液などを吸うようです。
においは、カメムシのなかでも強いほうだそうですよ。
でも、なぜだか、ぼくはこのにおいはそれほど嫌いではありません。
さすがにね、鼻を近づけて嗅いだら悶絶しますけれど、薄まるとね、やや、冬が来たな、という感じでしょうか。
コタツにストーブ。そういうものを連想します。
香水も、濃くなると悪臭になりますから、程度によるのかな。
植物から採るエッセンシャルオイル(精油)というのがあり、ここ十年ほどだいぶいろんなところで売るようになりました。
考えてみると、カメムシたちは、樹液を吸い、それでにおいを作っているのだから、エッセンシャルオイルとおなじようなもの。と言えなくもないかも知れない・・・。
(ただし、においの汁が皮膚についたりすると刺激が強いらしくかぶれたりするらしいから注意しましょう。あ、それもエッセンシャルオイルと一緒ですね)
蟲×50
クサギカメムシ(へくさむし、おやかた、おやぶん、あんつぁ)・・・1種×50=50円
12月1日から累計1,650円 11月:3,150円 10月:3,900円 9月:3,700円 4~8月:18,150円