朝の最上川
山の草とか花とか虫とか-朝の最上川


仕事でカメラを使うため、仕事中に持っていたのですが、ちょっと休憩時間などがあると、ついつい花の咲いているのなどが気になって、いくつか撮ってしまいました。

見慣れない草、というのはあるもので、ぼくは道端やら、山やら、そういったところのものはよく観察するのですが、草の楽しみとして、園芸というものもあるわけです。
園芸種で植えられているものは、これはぼくの持っている種々の図鑑には載っていなくって、よくわからぬ、と思っていたのですが、見てみるとなかなか楽しいものです。

今日行ったところでは、玄関先に、いくつか香りのよい植物が植えられていました。

まず、ローズマリー。
ローズマリーというと、ついつい、あの怖い映画とか思い出します。
花は、たしかにシソの仲間のつくりで、ラショウモンカズラや、タツナミソウの仲間たちを思わせます。
山の草とか花とか虫とか-ローズマリー

見慣れないけれど、葉のにおいなどを嗅いで見ると、タイガーバーム(トラの絵の描いてある軟膏)のような香り。
嗅覚というのは、記憶の深いところに保存されるのだとか、なんとか。
うちにも、昔、タイガーバームのちいさな瓶があったなあ。
なんだかんだと、塗られたことを思い出します。
山の草とか花とか虫とか-ローズマリーの林

嗅いだことのない香りだったのは、これ。
ゼラニウムの一種だということなのですが、ということは、あの愛しのゲンノショウコさんのお仲間です。(Geraniumは、フウロソウ科のフウロソウ属のこと)
はて、まったく香りも雰囲気も違います。
スイカを思わせる葉は、ちょっとさきっちょをちぎってもみもみとして嗅いでみたのですが、うわあ~、ぐへぇ~。という感じでした。
帰宅して、ネットで検索したら、ニオイテンジクアオイというのに似ています。
山の草とか花とか虫とか-ニオテンジクアオイ ゼラニウム
花のつくりをよおく見てみると・・・あ、めしべの先っちょ。
めしべの先っちょが、5つにオバQの毛のように分岐していて、この部分はたしかにゲンノショウコににていました。

一番と嗅ぎなれた香りだったのは、ラベンダー。
これはいわゆるふつうのラベンダー(コモンラベンダーとかいうらしい)のようです。
背中に滴を乗せたテントウムシがついていました。
背中の模様が、草食のテントウのようだったので、花を食べるのかな?なんて思いましたが、草食のテントウムシとは背中の光沢や、胸の部分の模様、顔つきが違います。
おそらく、ナミテントウの模様の変化したものだと思いました。
テントウムシの背中、つやっつや!
山の草とか花とか虫とか-ラベンダーとナミテントウ
香りは、ラベンダーの香りとしか言いようがないです。
なお、HTMLのカラーコードのラベンダー色は■■■■
実物は、もうちょっと濃いだろうかという感じもしましたが、なるほど、ラベンダーの香りがしそうな気がしないでもないな~。

花のつき方は、これまであまり見たこともなかったのですが、よく見ると、葉の腋にちょこんとつぼみがついていました。
山の草とか花とか虫とか-ラベンダーの葉腋
まだ、記憶のないくらいにちいさなころ。
このラベンダーの香りを嗅いだような記憶が(記憶がないといいつつ)。

今日は、午後から、西からの風が強くなり、雨も混じりました。
時折、陽が射してくれて、ほんとにうっすらと虹。
山の草とか花とか虫とか-うっすらと虹
カメラとは、便利なもので、まわりはどんよりと曇っていても、晴れたところだけ切り取ると、あとで写真を見たら、すごく素敵な日だった。そういうふうに思い出すのかな。
懐かしい香りも、そういうものかも知れない、そう思いました。


Plant×50

ローズマリー(トラの書いてある小瓶の香り)、ニオイテンジクアオイ(嗅いだことのない香り)、ラベンダー(昔々、たんすの奥で嗅いだ香り)・・・3種×50=150円

蟲×50

ナミテントウ?(ニジュウヤホシテントウの模様)・・・1種×50=50円

11月1日から累計2,050円  10月:3,900円 9月:3,700円  4~8月:18,150円