「障子ヶ岳 天狗角力取山と障子ヶ岳4」の続きで、第5話にしておしまいです。


12:00に障子ヶ岳に到着し、来た方を眺めてみました。

南に太陽がいて、逆光でちょっと周囲を暗く撮らざるをえません。
見えにくいので矢印を書き込みました。
矢印のところが、この日に行った見晴し台のあたりです。3時間歩くと、このように遠くに来るものだ、となんだか不思議に思いました。
山の草とか花とか虫とか-見晴し台遠景

12:30ちかくに、山頂から下山をはじめました。
連なる山々のむこうに月山が見えました。
東面が切れ落ちた尾根道を下ります。
山の草とか花とか虫とか-障子ヶ岳から月山

12:59小障子付近。
小障子は、国土地理院の地図には載っておらず、また山頂の表示も見当たりませんでした。
小障子から、障子ヶ岳(写真左上はじ)を振り返ります。
障子ヶ岳の東面は、岩肌になっていて、登山道は、その斜面のうえのふちにあるのでした。
山の草とか花とか虫とか-小障子から障子が岳東面

足元の、大井沢川源流部には、まだ残雪がありました。
山の草とか花とか虫とか-残雪

紫ナデまでの道は、がけの上のふちを歩くので見晴しがよく、気持ちよくあるけます。
このころ、ようやく大朝日岳が手前の粟畑からの尾根のむこうに顔をだしました。
山の草とか花とか虫とか-大朝日岳が見えた

13:30 紫ナデに到着。
「紫」の意味は・・・?よくわかりませんが、「ナデ」とは、雪崩のことですね。
雪崩が起きることを、うちの近くの方言で「ナデがつく」といいます。
斜面に、雪がついていられなくなって、雪崩になるはずなのに、ナデがつく、とか如何に?
山の草とか花とか虫とか-紫ナデ

紫ナデからは、障子ヶ岳に続く道を見渡すことができました。
このルートは、ぜひこちらから登るのも一興だろうという気がします。
山の草とか花とか虫とか-障子ヶ岳に続く道

紫ナデからは、ちょっとだけ尾根を離れ、北東側の林のなかを歩きました。

14:12 林のなかで、大クビトを通過。
大クビトってなんだろう?首のなにか、かなあ?
なにかしらの頂上という感じではありませんでした。
山の草とか花とか虫とか-大クビト

そして、このあたりから、延々とくだりでした。
周囲は、このように、赤く色づいた木々を秋の陽射しが照らして、明るい気分なのですが、それにしても延々とくだり。地図で見てみると、約1.5kmで600mちかく標高を下げます。
山の草とか花とか虫とか-赤い登山道

このような小さな尾根を通りながら下っていきます。
途中には、ロープを下げてある箇所がいくつかありました。
山の草とか花とか虫とか-小さい尾根を下る

もういやん、となるころ。
出合吹沢の上流部の斜面が綺麗でした。
山の草とか花とか虫とか-染まる斜面

しかし、くだりが続くと、これは登りよりもキツイですね。
でも、ここを登ったら、それまたルートの最初から延々と急な登りでいやになっちゃうかなあ?

15:26 ようやく、登山口ちかくの沢を渡り(幅3mほどの沢を石をぴょんぴょんとわたりました)ました。

15:36
ようやく登山口に到着。
山の草とか花とか虫とか-登山口へおりる

ここから、ちょっとだけ林道を歩くのですが、キノコ採りに来ていた地元のかたが、クルマに乗ってけ、というので、はじめのポイントまで乗せてもらいました。
(途中で、サンダルをなくしたとかいうことで、そちこちを探した時間があったので、結局時間がかかった)

登り始めの、自分のクルマに戻って16:02。となりました。

下山後のこと。
下山すると、みょうに甘いものが飲みたくなります。
缶ジュースの甘いのでも飲もう(いつもは、ブラックコーヒーを飲みます)、とサイダーを買いました。お釣りが出たので、手をつり銭口に入れると、へんな感触。
いつものカメムシ君。
そうか、そういう時期になったか。
カメムシの扱いに慣れていて、においを出さないように取り扱う手順があるわけですが、さすがに釣り銭口でつかんでしまっては、においが出ます。
手に、秋の香りがつきました。
山の草とか花とか虫とか-カメムシ
カメムシは、うちでは「ヘクサムシ」と呼んでおりました。

帰り道。
手前の台形の竜ヶ岳の、左奥にちょこんと粟畑、右に障子ヶ岳が見えました。
山の草とか花とか虫とか-夕暮れに沈む竜ヶ岳

すっかり長くなりましたけれど、これにておしまいです。
雪降る前に、もう一度、山にいけるかなあ?


蟲×50

へくさむし・・・1種×50=50円

climb×100

小障子、紫ナデ・・・2座×100=200円

10月1日から累計2,250円 9月:3,700円  4~8月:18,150円