水辺のガサガサ調査隊の記念すべき第1回活動が「水生昆虫による水質調査」として今日の午後からとりおこなわれました。

「水生昆虫による水質調査」は、県(国だっけ?)で取りまとめる調査で、昨年は子どもたちの活動として実施したのだけど、今年は諸般の事情でしないことになってしまったのでした。
でも、せっかくだからねえ。自分だけでもすることにしました。継続しなくっちゃ。

さて、説明しよう。「水辺のガサガサ調査隊」とは幾百万の水遊び好きな同志の中から、任意に選出された隊員で組織される調査隊であり、隊員相互の絆は玄武岩(なんのこっちゃ)よりも堅く、その意気はうちの裏山よりは高いだろうと思われるのだ。
(ぐるっぽで「水辺のガサガサ中隊」というのがあって、ああ、面白い名だ、と思ったので途中まで同じになりました)

・・・現在の隊員は1名。

県のこの調査の担当のかたに個人でやりたいのだけど、と相談したら
「毎度ありがとうございま~す。ああ、でしたら団体作っちゃいなよ。そうだ、そうだ。それがいいね」(文字にすると大げさなようですが、もっと軽い陽気な担当者でした)
と大変楽しくお返事をいただいたのでした。

ま、調査とはいってもいつもの水遊びをして、虫を捕まえて数える。と。
今日は、先日の大雨で川の石がかなり動いてリフレッシュされた状態であまり虫捕れませんでした。
あと、ちょっと濁りが残っていました。

さて。こんなのがいました。ちょっと写真の枚数が多いです。
まず、コカゲロウの仲間の幼虫。
なにコカゲロウだかわかりませんけど、コカゲロウだろうと思います。
山の草とか花とか虫とか-コカゲロウ幼虫

水中にいるときはこんな感じ。
石をめくるといます。手前の指はぼくのふやけた親指。
写真では大きくなって縮尺がテキトウなのですが、なんとなくサイズはわかりましたか?は~い。
山の草とか花とか虫とか-コカゲロウ幼虫(水中)

次にヒラタカゲロウの仲間。
平べったいからヒラタカゲロウでよいよね。
顔が可愛いです。
山の草とか花とか虫とか-ヒラタカゲロウ幼虫

カゲロウ、コカゲロウなどカゲロウの幼虫はかなりの数がいました。大き目のものを数えたら30くらい。

ちょっと色が違うのだけど、水中のヒラタカゲロウの様子。
かなり水流があってもしっかり石にひっついています。平べったい効果ですね。
山の草とか花とか虫とか-ヒラタカゲロウ(水中)

ついでにもう一種カゲロウ。
たぶんマダラカゲロウ科の幼虫です。
これは大きかったです。とはいっても1cmくらいなのだけど。
山の草とか花とか虫とか-マダラカゲロウ幼虫


カゲロウときたら、つぎはカワゲラでしょ~。根拠はないけど。
これは色がかなり薄かったです。脱皮から時間がたっていないのかな。
これまたなにカワゲラだかわかりません。(これあたり、ピントが甘い)
ざんねんながら、カワゲラはあまり網に入りませんでした。川にはいるんだけどなあ。
あとで捕まえて追加したらなんだかずるっこな気がしたので調査結果には2匹だけになりました。
山の草とか花とか虫とか-カワゲラ幼虫

つぎにトビケラ。
う~ん。ナガレトビケラの一種だろうか?
体にエラが見当たりません。
ナガレトビケラの場合は、トビケラの仲間のトレードマーク的な巣を作らないそうです。
山の草とか花とか虫とか-トビケラ幼虫

巣を作るタイプの場合は、こんな網や。
山の草とか花とか虫とか-トビケラの巣(網)

こんな小石(砂粒)で巣を作ります。あと木の葉や小枝、泥など。
山の草とか花とか虫とか-トビケラの巣(ケース)
トビケラはかなり数がありました。ただ、ケースが石についてガサガサでは網に入りにくいのでナガレとかそんなのばっかりでした。

カゲロウ、カワゲラ、トビケラが水生昆虫の三大勢力と言ってよいだろう!
と思うのですが、それ以外も。
これはヘビトンボの幼虫。かなり大型になります。7cmくらい?
これにはマゴタロウムシなる名もあって、生薬として人気があったそうな。
黒焼きにして食べるとおねしょが治るんだって。
山の草とか花とか虫とか-ヘビトンボ幼虫

ちょっと正体がわからなかったのはこれでした。
ハエ、アブの仲間であることは確かだと思いますが、それ以上わかりませんでした。
左上が口のほうだと思います。
山の草とか花とか虫とか-ハエ目の幼虫

ふう、こんな感じで幼虫を分類して調査票に記載して提出します。
ところで、温度計を忘れ、水温を計りませんでした。欠測。
データで採用されなくなっちゃうかなあ。どうかなあ。

さて、もちろんちょっと泳いだりもしました。
水がこないだより冷たくって、くもりだったので寒かったのと、水が濁り気味だったのであまり長居はしませんでした。
これは多分、アブラハヤです。
この角度で魚が撮れているってことは、足元をうろちょろしているんですねえ。
アブラハヤは、ぼくの良く通ったほうのここより小さい川にいくらでもいて、捕まえては「アッブラハヤにぃは7人の子~♪」とへんな歌を口ずさんだものでした。
山の草とか花とか虫とか-アブラハヤ

調査した場所の数十メートル上流部。
写真の奥で右に曲がっていて、そのあたりが淵になっています。
そして、そこがぼくがオソロシイ目にあった淵です。
おかげで足のつかないところは泳げない体になってしまったのだ。
写真右の岸はちいさなヤナギで覆われ、左はいろいろな樹木。
山の草とか花とか虫とか-川の状況

釣りや川遊びをする人なら知っております。
魚がこういった木の下にいるということを。
山の草とか花とか虫とか-川原のヤナギ
やはりちょっと雨による濁りがあります。

川に住むこういった虫たちは、石のコケも食べるのですが、主に木の葉やそのかけらを食べているようです。あと、互いに捕食。
コナラやブナは葉が硬めなので、長い時間食べられるでしょうし、オオバクロモジやトチの葉は結構すぐに食べられるかな。あとカエデの仲間は中間くらいでしょうか。
いろんな木や草があるから虫がいて、虫がいるから魚がいる。と。

水が綺麗なだけじゃあ、空気の綺麗な砂漠と一緒です。
木も草もあるから魚がいるんですなあ。川にいくたびにその想いを強くするのでありました。


蟲×50

カゲロウの仲間3種、カワゲラの仲間、トビケラの仲間、ヘビトンボ(マゴタロウムシ)、ハエの仲間っぽい幼虫、アブラハヤ・・・8種×50=400円

7月1日から累計6,050円  4月:3,050円 5月:3,400円 6月:2,500円