博物館で講座と標本の観察の後は、この館のある霞城公園を散歩しました。
2月26日「霞城公園 ネイチャーゲームのシールもらいました」で行った公園です。
なんだか2月は随分昔のような気がしますね。
この公園は、かつてあった山形城の跡地で、まわりがぐるっとお堀になっていて、お堀にそって堤防(?)が続いています。植栽されたサクラがメインなのですが、ほかにもいろんなふるい木があります。
まず、エゾエノキ。
エノキと葉の違いを数年前にしっかりと教えてもらったのですが、すっかり忘れてしまいました。
う~ん。直径は1.5mくらいでしょうか。

実がついていました。
エノキは赤っぽくなるらしいのですが、これは黒くなるのだそうです。

エノキだもの、あの虫やこの虫がついていないものか。探してみましたけどいませんでした。
エゾのほうにはつかないのかなあ。
エゾエノキもエノキもぼくの山では見た記憶がなく、近くの集落にはいくつか思い当たりますが、これも街のほうの木なのかなあ。

あ、なんかいた!
もっと良く見せておくれ。と手前の葉を手で動かそうとしたらものすごい速さで飛んでしまいました。
写真で確認。
翅の光沢は・・・甲虫の仲間のようでもあります。
しかし、眼はハエのよう。
飛び立つ早業はウンカやツノゼミのようでした。
ううむ。触角はトビケラの仲間のつき方。そしてなにより、触角の長さ。
ヒゲナガトビケラに近い種であろうかとあたりをつけました。
家で水生昆虫の図鑑を見たら、これとそっくりのアオヒゲナガトビケラというのがおりました。
先ほどの講座で、観察力が向上したか?

その近くにはサイカチの大きな木!
直径は・・・2~3mくらいもあるでしょうか。
実はせっけんのかわりにもなったそうな。あと、鋭いトゲ。
トゲの写真も載せたかったけど枚数が多すぎるのでカット。

木の下のほうの葉には、たくさんのアブラムシ、カメムシ、ウンカのちいさなものがついてちょっと病気みたいになっていました。葉が広がれずに白くなってしまっている。
いろんな枝を見ていくうちに、こんな糸の先にぽつんとついた卵みたいなもの。
これ。記憶にあるなあ。なんだっけかなあ。
多分、虎、いえ、ライオン、樹上のチビライオン、クサカゲロウの卵です。
アブラムシがたくさんついているのを察して産卵したのでしょう。
このほか、テントウムシの幼虫もいました。
この木でも、アブラムシとクサカゲロウとテントウムシ、ありんこたちの生死をかけたドラマが始まるのだな。そんな気がします。

この公園、この日はなんだか沈黙していました。
セミの声は若干聞こえます。
なにがいないのかと思ったら、チョウがいない。
見かけたのは、モンシロみたいなもの(遠かった)1頭、カラスアゲハ1頭。だけ。
なにかにおいも変だなあと思っていたら、アメリカシロヒトリの殺虫剤を数日前に撒いたようなのでした。
ああ、こんなところ来なければ良かった・・・。
なんだかがっくりして、クルマに戻ることにしました。
あ、セイヨウハコヤナギ。とかいって、まあポプラです。
ポプラも数年前に観察会で教えてもらいました。
うちの近くには植栽されていないので、あまり見る機会がありません。
ポプラとは属の名で、ゆらゆらする、とか震えるという意味らしいです。
葉柄を見ると、なんというか、平べったくなっています。

ちょっと別な角度から。
ね、うどんの乾麺みたいにひらべったい。
このかたちのため、わずかな風でゆらゆらするらしいのです。

ポプラの葉をめくったりしていたら・・・こ、これは!
いつか、風馬さんの記事に載っていたミミズク!
あの記事を読み、ああ良いなあ、ぼくも是非見てみたいものだ、そう思っていました。

だんだん風が出てきましたけれど、このミミズクは枝から葉にうつったり、また戻ったり、ぼくの目の前にいるのですがあまり逃げません。なんてファンタスティックな虫。

ポプラの風に揺れる性質のためか、なかなか上手に撮れません。
口、見えるかな。う~ん。見えません。
しかし、この愛らしさときたら、体の幅は8mmといったところ、体長は2cmといったところでしょう。なんというか、虫です。という大きさ。

このミミズクは、クヌギにつくと図鑑に書いてあります。個体数が少ない、とも。
クヌギは、山形市付近にはいくらか残っています。
ああ、やはりうちの近くの山の中では見られない虫だったのだ。
しばらく眺めながら嬉しさに浸っておりましたけれど、風はいよいよ強く、雨の落ちそうな空になってきました。ポプラが風に揺れます。逢瀬はこのへんで切り上げです。

グリム童話の「ルンペルシュティルツヒェン」がたがたの竹馬こぞうは、「おいらは命のないものにゃ興味はないぜ。」といいました。
はあはあ、ぼくもそうでしょうか。
ミミズクさんや、君の耳はファンタスティックでございました。
蟲×50
ミミズク、アオヒゲナガトビケラ、クサカゲロウ?(卵)・・・3種×50=150円
Plant×50
エゾエノキ、サイカチ、セイヨウハコヤナギ(ポプラ)・・・3種×50=150円
7月1日から累計4,150円 4月:3,050円 5月:3,400円 6月:2,500円
2月26日「霞城公園 ネイチャーゲームのシールもらいました」で行った公園です。
なんだか2月は随分昔のような気がしますね。
この公園は、かつてあった山形城の跡地で、まわりがぐるっとお堀になっていて、お堀にそって堤防(?)が続いています。植栽されたサクラがメインなのですが、ほかにもいろんなふるい木があります。
まず、エゾエノキ。
エノキと葉の違いを数年前にしっかりと教えてもらったのですが、すっかり忘れてしまいました。
う~ん。直径は1.5mくらいでしょうか。

実がついていました。
エノキは赤っぽくなるらしいのですが、これは黒くなるのだそうです。

エノキだもの、あの虫やこの虫がついていないものか。探してみましたけどいませんでした。
エゾのほうにはつかないのかなあ。
エゾエノキもエノキもぼくの山では見た記憶がなく、近くの集落にはいくつか思い当たりますが、これも街のほうの木なのかなあ。

あ、なんかいた!
もっと良く見せておくれ。と手前の葉を手で動かそうとしたらものすごい速さで飛んでしまいました。
写真で確認。
翅の光沢は・・・甲虫の仲間のようでもあります。
しかし、眼はハエのよう。
飛び立つ早業はウンカやツノゼミのようでした。
ううむ。触角はトビケラの仲間のつき方。そしてなにより、触角の長さ。
ヒゲナガトビケラに近い種であろうかとあたりをつけました。
家で水生昆虫の図鑑を見たら、これとそっくりのアオヒゲナガトビケラというのがおりました。
先ほどの講座で、観察力が向上したか?

その近くにはサイカチの大きな木!
直径は・・・2~3mくらいもあるでしょうか。
実はせっけんのかわりにもなったそうな。あと、鋭いトゲ。
トゲの写真も載せたかったけど枚数が多すぎるのでカット。

木の下のほうの葉には、たくさんのアブラムシ、カメムシ、ウンカのちいさなものがついてちょっと病気みたいになっていました。葉が広がれずに白くなってしまっている。
いろんな枝を見ていくうちに、こんな糸の先にぽつんとついた卵みたいなもの。
これ。記憶にあるなあ。なんだっけかなあ。
多分、虎、いえ、ライオン、樹上のチビライオン、クサカゲロウの卵です。
アブラムシがたくさんついているのを察して産卵したのでしょう。
このほか、テントウムシの幼虫もいました。
この木でも、アブラムシとクサカゲロウとテントウムシ、ありんこたちの生死をかけたドラマが始まるのだな。そんな気がします。

この公園、この日はなんだか沈黙していました。
セミの声は若干聞こえます。
なにがいないのかと思ったら、チョウがいない。
見かけたのは、モンシロみたいなもの(遠かった)1頭、カラスアゲハ1頭。だけ。
なにかにおいも変だなあと思っていたら、アメリカシロヒトリの殺虫剤を数日前に撒いたようなのでした。
ああ、こんなところ来なければ良かった・・・。
なんだかがっくりして、クルマに戻ることにしました。
あ、セイヨウハコヤナギ。とかいって、まあポプラです。
ポプラも数年前に観察会で教えてもらいました。
うちの近くには植栽されていないので、あまり見る機会がありません。
ポプラとは属の名で、ゆらゆらする、とか震えるという意味らしいです。
葉柄を見ると、なんというか、平べったくなっています。

ちょっと別な角度から。
ね、うどんの乾麺みたいにひらべったい。
このかたちのため、わずかな風でゆらゆらするらしいのです。

ポプラの葉をめくったりしていたら・・・こ、これは!
いつか、風馬さんの記事に載っていたミミズク!
あの記事を読み、ああ良いなあ、ぼくも是非見てみたいものだ、そう思っていました。

だんだん風が出てきましたけれど、このミミズクは枝から葉にうつったり、また戻ったり、ぼくの目の前にいるのですがあまり逃げません。なんてファンタスティックな虫。

ポプラの風に揺れる性質のためか、なかなか上手に撮れません。
口、見えるかな。う~ん。見えません。
しかし、この愛らしさときたら、体の幅は8mmといったところ、体長は2cmといったところでしょう。なんというか、虫です。という大きさ。

このミミズクは、クヌギにつくと図鑑に書いてあります。個体数が少ない、とも。
クヌギは、山形市付近にはいくらか残っています。
ああ、やはりうちの近くの山の中では見られない虫だったのだ。
しばらく眺めながら嬉しさに浸っておりましたけれど、風はいよいよ強く、雨の落ちそうな空になってきました。ポプラが風に揺れます。逢瀬はこのへんで切り上げです。

グリム童話の「ルンペルシュティルツヒェン」がたがたの竹馬こぞうは、「おいらは命のないものにゃ興味はないぜ。」といいました。
はあはあ、ぼくもそうでしょうか。
ミミズクさんや、君の耳はファンタスティックでございました。
蟲×50
ミミズク、アオヒゲナガトビケラ、クサカゲロウ?(卵)・・・3種×50=150円
Plant×50
エゾエノキ、サイカチ、セイヨウハコヤナギ(ポプラ)・・・3種×50=150円
7月1日から累計4,150円 4月:3,050円 5月:3,400円 6月:2,500円