昨日の午後は、博物館に出かけました。
ぼくの住む隣の谷の博物館ではなく、友の会会員になっているほうの遠い博物館へ。
ここで、9月まで昆虫の企画展をしており、それにまつわる学芸員講座があるのでした。
ちょっと遠いので友の会の活動になかなか参加できないのですが、こういった催しには参加する都合のよい幽霊会員なのでありました。・・・会費は納めております。
講座では、昆虫はなにか。というそもそものところのおはなしでした。
改めて聞くと面白いです。ぼくは、虫が好きで観察はするのですが、系統だって学んだわけではないので。
ふむふむ、なるほどなあ。
大人になってから勉強するというのは、なんとも贅沢で刺激的な感覚です。
参加者は30名ほど。テレビ局が来ていました。
講座のあとで、みんなで一緒に企画展も見に行きました。
※友の会会員でしたから、入館料をいつも免除なのですが、企画展は300円。だった気がします。
ぼくは標本は作りません。虫をシメられない(お亡くなりいただくこと)ので。
しかし、標本は貴重な資料です。
ぼくの住む県にはミヤマシジミが現在はいないそうです。
食草のコマツナギというのが環境の変化で無くなり、その地域の個体群もいっしょに消滅した、と。
これが確認したかったチョウの標本。
ヒメシジミとミヤマシジミ、です。ガラス越しに撮ったのでピントが両方にはあっていませんけれど。
※学芸員さんに確認したら撮ってよいですよ、とのこと。いやあ素敵な館でしょ。

6月13日。
うちの畑のミョウガに止まっていたものです。撮ったあとに数冊の図鑑で調べましたがしっくりきませんでした。翅の裏(ここには載せていませんけど撮っていました)と後ろ翅の模様からヤマトシジミとルリシジミではないだろうなあ。と。

余談・・・をはさんでしまいますが、このチョウは、寝ぼけたのか上の写真を撮ったあと、ふらふらと葉の向こう側によろけてすっころびそうになっていました。
落っこちないで飛びましたけれど。

こちらは、メス。

ミヤマシジミは、コマツナギが食草なので、これがないと分布はしていないとは思うのですが、ほかのマメ科のものを食べるのかも知れないとも思ったのです。
ヒメシジミは、ヨモギを食べると書いてあるので、普通に考えればヒメシジミ、なのですけれど。
標本を見て、ああ、これはやはりヒメシジミなのかなと納得・・・できるような気がします。
ほかにも、いろいろな虫の標本が企画展で展示されていました。
これは外国産のコガネムシたち。

こちらはモルフォチョウの仲間たち。

たしかに、美しいのですが・・・美しいからと言って標本を見に来たわけではない身には、なんだかかれらが晒し者にされているような、そんな気がしないわけでもない。
展示されている光景です。夏休みの初めての土曜、子どもたちの姿もありました。
子どもたちは、「え~、これ殺しちゃったの?なんで?」と言う声もありました。
そうだよねえ。そうなんですよ。なんだかなあ。
標本を見るのは好きなのと、申し訳ないのと入り混じった気持ちになります。

普段は展示されないこの館の収蔵品も御開帳でした。
・・・これは常設でもあったかなあ?
6月25日「田んぼにいた虫たち ハハコグサ」で載せたヒメカメノコテントウの標本です。
標本にピントがあっていない?
いえいえ、ラベルを見てください。K.Shirahataと書いてあります。
標本にはラベルがついていて、これがないと資料にはならないのです。
ぼくもあまりラベルの見方はわからないのですが、採集年が1959となっています。

今ではもう忘れかけられている偉大な昆虫学者がうちの県にいたそうです。
白畑孝太郎さん。この館の昆虫部門の基礎を築いたのだと聞きます。
その方の1959年の標本がいまもしっかり保存されています。

この本は、秋田の無明舎出版というちいさな(おっと失礼)出版社で出されたものです。
無明舎出版はこのほかにも、郷土関係の出版物が多く、とても素敵な出版社です。
(関係者ではないですよ。この出版社が好きなだけです。)
第二次世界大戦中に大陸に行った際に、前線で匍匐前進しながらチョウを観察したそうです。
そうしないと戦争の狂気のなかで精神の安定を保てなかった、と。
また、環境アセスメントなどという言葉のない時代にそういった活動をはじめたり。
また、普段は警察官であったそうです。専門家の学者さんではないのですね。
虫の分野も、アマチュアの活動の場であると思います。
現在、専門で生物学をやっている方はDNA解析に忙しくって野に出ないとも聞きました。生きているものを見ないでなにを見ているのやら?と思うのですけれども実態はどうなのかなあ?
もちろんフィールドワークを頑張っている方もいるでしょうけれどね。
ぼくはなにの専門家でもないけれど、自分のまわりにいる花や虫は知っておきたい、そのように思うのでした。
ああ、この方について書くと、あと500日くらいは必要なのでこのへんで。
興味のある方は、近くの本屋さんでどうぞ。アマゾンでは売っていないみたい。
あまりにも感動的(ぼくの知っている場所がたくさん出ていることもあるけど)な本です。
標本も、お店で売っているとも聞きます。しかし、このヒメカメノコテントウの標本のように、大事に大事にされているのを見ると、綺麗だから、美しいからと外国から万円単位で買われた標本との違いは如何に(うえのモルフォチョウの標本は個人所蔵で、今回出してくれているらしいので感謝ですけど)。
なんというかなあ、このヒメカメノコテントウの標本にはまだ命がある、そんな気持ちになるのです。
子どもたちが自分で歩き観察して、ひろったりする「家宝」の虫たちにも、命はまだあるのだと思いたいのでした。あくまでも、「自分で」ね。
このあと、館のある公園を散歩しました。いろいろありました。
蟲×50
ヒメシジミ・・・1種×50=50円(自分のではないから標本の写真の分はいれませんよ。なんとなくね)
7月1日から累計3,850円 4月:3,050円 5月:3,400円 6月:2,500円
ぼくの住む隣の谷の博物館ではなく、友の会会員になっているほうの遠い博物館へ。
ここで、9月まで昆虫の企画展をしており、それにまつわる学芸員講座があるのでした。
ちょっと遠いので友の会の活動になかなか参加できないのですが、こういった催しには参加する都合のよい幽霊会員なのでありました。・・・会費は納めております。
講座では、昆虫はなにか。というそもそものところのおはなしでした。
改めて聞くと面白いです。ぼくは、虫が好きで観察はするのですが、系統だって学んだわけではないので。
ふむふむ、なるほどなあ。
大人になってから勉強するというのは、なんとも贅沢で刺激的な感覚です。
参加者は30名ほど。テレビ局が来ていました。
講座のあとで、みんなで一緒に企画展も見に行きました。
※友の会会員でしたから、入館料をいつも免除なのですが、企画展は300円。だった気がします。
ぼくは標本は作りません。虫をシメられない(お亡くなりいただくこと)ので。
しかし、標本は貴重な資料です。
ぼくの住む県にはミヤマシジミが現在はいないそうです。
食草のコマツナギというのが環境の変化で無くなり、その地域の個体群もいっしょに消滅した、と。
これが確認したかったチョウの標本。
ヒメシジミとミヤマシジミ、です。ガラス越しに撮ったのでピントが両方にはあっていませんけれど。
※学芸員さんに確認したら撮ってよいですよ、とのこと。いやあ素敵な館でしょ。

6月13日。
うちの畑のミョウガに止まっていたものです。撮ったあとに数冊の図鑑で調べましたがしっくりきませんでした。翅の裏(ここには載せていませんけど撮っていました)と後ろ翅の模様からヤマトシジミとルリシジミではないだろうなあ。と。

余談・・・をはさんでしまいますが、このチョウは、寝ぼけたのか上の写真を撮ったあと、ふらふらと葉の向こう側によろけてすっころびそうになっていました。
落っこちないで飛びましたけれど。

こちらは、メス。

ミヤマシジミは、コマツナギが食草なので、これがないと分布はしていないとは思うのですが、ほかのマメ科のものを食べるのかも知れないとも思ったのです。
ヒメシジミは、ヨモギを食べると書いてあるので、普通に考えればヒメシジミ、なのですけれど。
標本を見て、ああ、これはやはりヒメシジミなのかなと納得・・・できるような気がします。
ほかにも、いろいろな虫の標本が企画展で展示されていました。
これは外国産のコガネムシたち。

こちらはモルフォチョウの仲間たち。

たしかに、美しいのですが・・・美しいからと言って標本を見に来たわけではない身には、なんだかかれらが晒し者にされているような、そんな気がしないわけでもない。
展示されている光景です。夏休みの初めての土曜、子どもたちの姿もありました。
子どもたちは、「え~、これ殺しちゃったの?なんで?」と言う声もありました。
そうだよねえ。そうなんですよ。なんだかなあ。
標本を見るのは好きなのと、申し訳ないのと入り混じった気持ちになります。

普段は展示されないこの館の収蔵品も御開帳でした。
・・・これは常設でもあったかなあ?
6月25日「田んぼにいた虫たち ハハコグサ」で載せたヒメカメノコテントウの標本です。
標本にピントがあっていない?
いえいえ、ラベルを見てください。K.Shirahataと書いてあります。
標本にはラベルがついていて、これがないと資料にはならないのです。
ぼくもあまりラベルの見方はわからないのですが、採集年が1959となっています。

今ではもう忘れかけられている偉大な昆虫学者がうちの県にいたそうです。
白畑孝太郎さん。この館の昆虫部門の基礎を築いたのだと聞きます。
その方の1959年の標本がいまもしっかり保存されています。

この本は、秋田の無明舎出版というちいさな(おっと失礼)出版社で出されたものです。
無明舎出版はこのほかにも、郷土関係の出版物が多く、とても素敵な出版社です。
(関係者ではないですよ。この出版社が好きなだけです。)
第二次世界大戦中に大陸に行った際に、前線で匍匐前進しながらチョウを観察したそうです。
そうしないと戦争の狂気のなかで精神の安定を保てなかった、と。
また、環境アセスメントなどという言葉のない時代にそういった活動をはじめたり。
また、普段は警察官であったそうです。専門家の学者さんではないのですね。
虫の分野も、アマチュアの活動の場であると思います。
現在、専門で生物学をやっている方はDNA解析に忙しくって野に出ないとも聞きました。生きているものを見ないでなにを見ているのやら?と思うのですけれども実態はどうなのかなあ?
もちろんフィールドワークを頑張っている方もいるでしょうけれどね。
ぼくはなにの専門家でもないけれど、自分のまわりにいる花や虫は知っておきたい、そのように思うのでした。
ああ、この方について書くと、あと500日くらいは必要なのでこのへんで。
興味のある方は、近くの本屋さんでどうぞ。アマゾンでは売っていないみたい。
あまりにも感動的(ぼくの知っている場所がたくさん出ていることもあるけど)な本です。
標本も、お店で売っているとも聞きます。しかし、このヒメカメノコテントウの標本のように、大事に大事にされているのを見ると、綺麗だから、美しいからと外国から万円単位で買われた標本との違いは如何に(うえのモルフォチョウの標本は個人所蔵で、今回出してくれているらしいので感謝ですけど)。
なんというかなあ、このヒメカメノコテントウの標本にはまだ命がある、そんな気持ちになるのです。
子どもたちが自分で歩き観察して、ひろったりする「家宝」の虫たちにも、命はまだあるのだと思いたいのでした。あくまでも、「自分で」ね。
このあと、館のある公園を散歩しました。いろいろありました。
蟲×50
ヒメシジミ・・・1種×50=50円(自分のではないから標本の写真の分はいれませんよ。なんとなくね)
7月1日から累計3,850円 4月:3,050円 5月:3,400円 6月:2,500円