山にいく予定だったのですが、明日朝集落の草刈りの予定が入って、あまり遠くにいけなくなりました。
今日は予定なく過ごすのもよかろう。と家で本を読んだり、ごろごろしていようと思ったのが朝。
ところが、ああ、そうだ、ミヤマカラスアゲハの吸水を撮っていない。と思い出し、10時過ぎに古寺渓谷へ向かいました。あわよくば、その足で月山に登ってしまおう。と。
家にいられません。貧乏性なので時間がもったいないのです。
5月22日に行ったここは「クジャクシダとミツデウラボシ 新緑過ぎつつある古寺渓谷へ1」で。
古寺渓谷を歩くこと、30分くらい。いやあ、いましたいました。
遊歩道に流れてくる水を吸っています。
ううむ、翅を広げてはくれないかなあ。

あ、ちょっと見えました。
光沢のある素晴らしい青と緑の翅。
さあ!こちらへ来てもっと見せてくだされ。

そのような想いが通じたのか、こちらに来ました・・・。
が、近すぎて撮れません。
ぼくの目の前をひらひら。
そして、飛んでいってしまいました。
アゲハチョウの仲間は、飛ぶところが決まっていて、ここで待っていれば、かならず来るのだ。
そう思い。待つこと30分ちかく。
ああ、こない。
このほかにも、当然いろいろなものを見ながら先に進みます。
あまりにいろいろいました。いやあ、夏だなあ。
そのうち載せようかなあ。面白いものがたくさんおりました。
で、帰り道。
この渓谷の遊歩道には、ところどころにベンチがおいてあるのですが、その上に顆粒状の黒いものと、こんな幼虫がいました。
あれま。これはウエツキブナハムシの幼虫みたい。
とうとうここまでござったかあ。

周囲のブナを見たらいました。
ははあ、ブナの葉食べていますね。

ハムシの仲間は、一同に会して、木をまるはだかにしてしまう勢いで葉を食べます。
例えばチョッキリなどは、食べてもほんの少し、チョウやガの幼虫にしても食べてしまう割合で言えばたいしたことがないように思うのですが。
この子はねえ。人間みたいですね。あるもの全部食っちゃって。
ここ数年来、かなり広い範囲で懸案事項になっています。気の短い人が薬をまくとか言い始めないとよいのだけど。
なお、このハムシは、その年の葉っぱをまるっとだめにしてしまうのですが、ナラ枯れとは違い木が枯れるわけではなく、次の年には芽吹くそうです。
あまり毎年だと木も弱っていくのでしょうけれど。
このハムシだって、これまでずっと生きてきたわけでしょうから、なんらかのバランス(天敵が増えるとか)が働くのだろうとは思います。・・・アシナガバチが、この虫でダンゴを作っているのは、この近くで見かけました。
周囲には、枯葉がたくさん地面に落ち、木の上のほうはすけすけの葉が。
この写真は、よく見ずにブナだと思って撮ったら違いました。
ハンノキでしたね。このあたりでは、ハンノキハムシもおなじように発生しているとのこと。

ああ、そうだそうだ。こういうのを見つけたら博物館に教えにいかないといけません。
となり町の博物館へ行くことにしましょ。
行くときには、2名としか会わなかったのですが、帰りはこれから歩く人たち15名ちかくと会いました。
結構来るのですね。
なお、先週もここに来たのですが、大雨の土砂崩れがあって、通れなくなっていました。
今週はなおしてくれていました。小さな沢を土石流が通ったあとが何箇所もありました。
カミナリがなったらすぐに引き返したほうがよいと思います。
古寺渓谷の遊歩道の下流側の入り口はこの「草木供養塔」なるものがあります。
草よ木よありがとう。という塔ですな。

あ、求愛している。
ちょっとね。翅が傷んでいます。
ヒメシジミだろうか?
図鑑で見ると、ミヤマシジミというのもおりますが、そちらの食草はこのあたりにはなく、もしミヤマのほうがいたら、ちょっとした大発見です。県内にはもういないことになっているのだもの。
青いのがオスで、茶色のはメスかな。

こんなことしている間にもう2時30分。
博物館では、以前に書いたリスのクルミの食べ方を確認するためリスの剥製を見せてもらったり、ハムシのはなし、また博物館の駐車場付近でモンキチョウを撮ったりしましたが、それはまた別なおはなし。にします。相当長くなりますから。
博物館を出たのが4時過ぎ。
太陽が傾いております。
なんだかこのまま帰るのもね。もったいないので、近くまで来たついでにまたまたまた・・・大頭森山へ。
4時30分ごろに登りはじめたのは良いのですが、カメラで、古寺渓谷で撮ったもののピント確認などしていたら、山頂についてしまった。
通いなれた道を歩いてて、気がついたら家の前だった、みたいなものでしょうか。
着いたら5時過ぎでした。
時間があれば、月山にもいくつもりだったので、ザックを持っていました。
コーヒーのお湯がわかせます。まあ、コーヒーでも。

ああ、良いやぐら。
向こうには大朝日岳が見えているのです。
気がついたら、お昼ごはんを食べていない!
ザックに入れてあるようかんを食べます。うむ。うまい。
コーヒーとたいへんに合いますな。

やぐらからは、ぼくの家あたりも見えるのです。
こやつはどんなところにいるのだ、とお思いの方もいるでしょうから写真を載せてみましょ。
矢印のある尾根をむこうがわにくだった山腹にうちがあります。
矢印の尾根は標高400m。自宅は標高300m。
その右の谷間に見えるのがとなりの集落。
写真のおくに見えるのが村山盆地ですねえ。おくのかすんで見えなくなるあたりは天童市かなあ。

ようかんを食べたら急に眠くなり、ちょっと横になりました・・・そしたら。
日がかなり傾いておりました。あれま?寝たふりをしたつもりが、1時間近く眠ってしまったようです。
自由時間があるとこれだからいけません。
こないだ登った竜門山と小屋が見えます。
すでに夕陽の色ですね。

そして朝日連峰の主稜線が一気に見えました。
一番左のとんがりは小朝日岳、一番右の山頂がぎざぎざっぽいのは以東岳付近です。

主稜線はすごい夕焼けであったろうなあ。
行きたかったなあ。と思ったのでありました。
なんだか、子どものころの夏休みの1日のようでありました。
とはいえ、9時間も歩き回ったのだから良い日かなあ。そうだなあ。
明日は、崖の草刈りを命ぜられております。じいさんたちにやらせると危なさそうですから。
ぼくも気をつけてやります。ではね
蟲×50
ミヤマカラスアゲハ、ウエツキブナハムシの幼虫、ヒメシジミ・・・3種×50=150円
Plant×50
ブナ、ハンノキの仲間の葉・・・2種×50=100円
7月1日から累計2,500円 4月:3,050円 5月:3,400円 6月:2,500円
今日は予定なく過ごすのもよかろう。と家で本を読んだり、ごろごろしていようと思ったのが朝。
ところが、ああ、そうだ、ミヤマカラスアゲハの吸水を撮っていない。と思い出し、10時過ぎに古寺渓谷へ向かいました。あわよくば、その足で月山に登ってしまおう。と。
家にいられません。貧乏性なので時間がもったいないのです。
5月22日に行ったここは「クジャクシダとミツデウラボシ 新緑過ぎつつある古寺渓谷へ1」で。
古寺渓谷を歩くこと、30分くらい。いやあ、いましたいました。
遊歩道に流れてくる水を吸っています。
ううむ、翅を広げてはくれないかなあ。

あ、ちょっと見えました。
光沢のある素晴らしい青と緑の翅。
さあ!こちらへ来てもっと見せてくだされ。

そのような想いが通じたのか、こちらに来ました・・・。
が、近すぎて撮れません。
ぼくの目の前をひらひら。
そして、飛んでいってしまいました。
アゲハチョウの仲間は、飛ぶところが決まっていて、ここで待っていれば、かならず来るのだ。
そう思い。待つこと30分ちかく。
ああ、こない。
このほかにも、当然いろいろなものを見ながら先に進みます。
あまりにいろいろいました。いやあ、夏だなあ。
そのうち載せようかなあ。面白いものがたくさんおりました。
で、帰り道。
この渓谷の遊歩道には、ところどころにベンチがおいてあるのですが、その上に顆粒状の黒いものと、こんな幼虫がいました。
あれま。これはウエツキブナハムシの幼虫みたい。
とうとうここまでござったかあ。

周囲のブナを見たらいました。
ははあ、ブナの葉食べていますね。

ハムシの仲間は、一同に会して、木をまるはだかにしてしまう勢いで葉を食べます。
例えばチョッキリなどは、食べてもほんの少し、チョウやガの幼虫にしても食べてしまう割合で言えばたいしたことがないように思うのですが。
この子はねえ。人間みたいですね。あるもの全部食っちゃって。
ここ数年来、かなり広い範囲で懸案事項になっています。気の短い人が薬をまくとか言い始めないとよいのだけど。
なお、このハムシは、その年の葉っぱをまるっとだめにしてしまうのですが、ナラ枯れとは違い木が枯れるわけではなく、次の年には芽吹くそうです。
あまり毎年だと木も弱っていくのでしょうけれど。
このハムシだって、これまでずっと生きてきたわけでしょうから、なんらかのバランス(天敵が増えるとか)が働くのだろうとは思います。・・・アシナガバチが、この虫でダンゴを作っているのは、この近くで見かけました。
周囲には、枯葉がたくさん地面に落ち、木の上のほうはすけすけの葉が。
この写真は、よく見ずにブナだと思って撮ったら違いました。
ハンノキでしたね。このあたりでは、ハンノキハムシもおなじように発生しているとのこと。

ああ、そうだそうだ。こういうのを見つけたら博物館に教えにいかないといけません。
となり町の博物館へ行くことにしましょ。
行くときには、2名としか会わなかったのですが、帰りはこれから歩く人たち15名ちかくと会いました。
結構来るのですね。
なお、先週もここに来たのですが、大雨の土砂崩れがあって、通れなくなっていました。
今週はなおしてくれていました。小さな沢を土石流が通ったあとが何箇所もありました。
カミナリがなったらすぐに引き返したほうがよいと思います。
古寺渓谷の遊歩道の下流側の入り口はこの「草木供養塔」なるものがあります。
草よ木よありがとう。という塔ですな。

あ、求愛している。
ちょっとね。翅が傷んでいます。
ヒメシジミだろうか?
図鑑で見ると、ミヤマシジミというのもおりますが、そちらの食草はこのあたりにはなく、もしミヤマのほうがいたら、ちょっとした大発見です。県内にはもういないことになっているのだもの。
青いのがオスで、茶色のはメスかな。

こんなことしている間にもう2時30分。
博物館では、以前に書いたリスのクルミの食べ方を確認するためリスの剥製を見せてもらったり、ハムシのはなし、また博物館の駐車場付近でモンキチョウを撮ったりしましたが、それはまた別なおはなし。にします。相当長くなりますから。
博物館を出たのが4時過ぎ。
太陽が傾いております。
なんだかこのまま帰るのもね。もったいないので、近くまで来たついでにまたまたまた・・・大頭森山へ。
4時30分ごろに登りはじめたのは良いのですが、カメラで、古寺渓谷で撮ったもののピント確認などしていたら、山頂についてしまった。
通いなれた道を歩いてて、気がついたら家の前だった、みたいなものでしょうか。
着いたら5時過ぎでした。
時間があれば、月山にもいくつもりだったので、ザックを持っていました。
コーヒーのお湯がわかせます。まあ、コーヒーでも。

ああ、良いやぐら。
向こうには大朝日岳が見えているのです。
気がついたら、お昼ごはんを食べていない!
ザックに入れてあるようかんを食べます。うむ。うまい。
コーヒーとたいへんに合いますな。

やぐらからは、ぼくの家あたりも見えるのです。
こやつはどんなところにいるのだ、とお思いの方もいるでしょうから写真を載せてみましょ。
矢印のある尾根をむこうがわにくだった山腹にうちがあります。
矢印の尾根は標高400m。自宅は標高300m。
その右の谷間に見えるのがとなりの集落。
写真のおくに見えるのが村山盆地ですねえ。おくのかすんで見えなくなるあたりは天童市かなあ。

ようかんを食べたら急に眠くなり、ちょっと横になりました・・・そしたら。
日がかなり傾いておりました。あれま?寝たふりをしたつもりが、1時間近く眠ってしまったようです。
自由時間があるとこれだからいけません。
こないだ登った竜門山と小屋が見えます。
すでに夕陽の色ですね。

そして朝日連峰の主稜線が一気に見えました。
一番左のとんがりは小朝日岳、一番右の山頂がぎざぎざっぽいのは以東岳付近です。

主稜線はすごい夕焼けであったろうなあ。
行きたかったなあ。と思ったのでありました。
なんだか、子どものころの夏休みの1日のようでありました。
とはいえ、9時間も歩き回ったのだから良い日かなあ。そうだなあ。
明日は、崖の草刈りを命ぜられております。じいさんたちにやらせると危なさそうですから。
ぼくも気をつけてやります。ではね
蟲×50
ミヤマカラスアゲハ、ウエツキブナハムシの幼虫、ヒメシジミ・・・3種×50=150円
Plant×50
ブナ、ハンノキの仲間の葉・・・2種×50=100円
7月1日から累計2,500円 4月:3,050円 5月:3,400円 6月:2,500円