今日は過去の観察への追加2つです。

最近のほうから。


キュウリグサと山キュウリ

キュウリグサってなんか2種類あるように思うのだけど。という疑問がありました。
実の様子を観察してみました。

まず、キュウリグサだと思っていたものから。
これは道路の道沿いをスカイブルーにかすませていた花。
$山の草とか花とか虫とか-キュウリグサ花序

これはワスレナグサの一種であるようでした。
これが実です。覆っているガクは包み込むようになっていてタネが見えません。
タネは4つ入っていました。
山の草とか花とか虫とか-ワスレナグサ 実

図鑑に載っているタイプの根生葉のもの。
山の草とか花とか虫とか-キュウリグサ 根生葉

これがキュウリグサの花だわ。うんうん。
山の草とか花とか虫とか-キュウリグサ 花

そしてこれが、ピロピロ笛です。
ワスレナグサの一種に比べ毛が少ないです。
山の草とか花とか虫とか-キュウリグサ 花序

これが決め手かな。
図鑑の解説に載っているとおりの果実。
ガクであった部分は開き、4つのタネが見えます。
山の草とか花とか虫とか-キュウリグサ 実


ルリソウ Forget me not

つづいて、ルリソウかなあ、としていたもの。
これが花の様子。
$山の草とか花とか虫とか-ルリソウ クリ林林床

これも実のつきかたがポイントらしい。
ああ、可憐な花なのに実になるとちょっとびっくりです。
山の草とか花とか虫とか-ルリソウ 実

似ているなあと思っていたエチゴルリソウには、この果のまわりのトゲがないように書かれている。
これははっきりとトゲがありました。
山の草とか花とか虫とか-ルリソウ 分果

しかし、これらのムラサキの仲間の花は、花冠が5つに裂けるのにめしべは4つに裂け、実やタネが4つなのだろ?ううむ。眺めるほどに謎が深まる。

帽子のうえにルリソウの実を載せて、三脚にカメラを載せ、LEDのライトで照らして撮影。
川原で夕方にこんなことをしている。

キュウリグサについては、やはり観察する前にはなんだかよく違いがワカランと思っていたのに、いまとなってははっきりと違うよねって思います。

センスのよさとは、どのくらい違いを細かく認識できるのか。なんてことを以前に書いたけど・・・。
これは、ぼくのセンスがアップしたのかしらん?
どうもそのようには実感できないなあ。

只々、野草を眺める趣味から、草のヘンタイへの道をちょっとずつ進んでいる自分自身を見つめるだけである。嗚呼。

Plant×50

キュウリグサ、ルリソウ、ワスレナグサ属のなにか・・・3種×50=150円

6月1日から累計750円  4月:3,050円 5月:3,400円