今日は、朝から注文していた苗を受け取りに農協のハウスに行ってきました。
うちの田んぼでは70枚くらい。面積もすくないので、軽トラ一台分でした。
先週の日曜に堰の補修をしました。
毎年、がけ崩れなどと一緒に堰が落っこちたり、埋まったりします。
コンクリートの堰ではなくて土を掘って作った素掘りの堰なのです。
小規模で斜面がきつすぎて、重機がはいれないので全部手作業。
うちの田んぼのあるところから2kmくらい上流で取水。
今年は、ここが一仕事。
取水の堰堤からすぐのところがU字溝になっているのですが、4mくらいにわたって崩落していました。
正直、ああ、もうこの堰だめだわ、と思いましたけどね。
父ちゃんたちはあきらめませんでしたなあ。くろいビニール製のパイプを背負っていって、仮に補修しました。

ここは、毎年崩れるところ。
写真の右側が小さい川になっていて、左上の斜面から毎年小規模にがけ崩れします。
埋まってしまう場合と、堰ごと崩落する場合と。
一番左の人が立っているあたりは、土の下が岩盤になっていて、ややもすると丸ごと落っこちます。
うえの写真と同様に、こういった箇所はパイプを入れてなんとか通す。
写真で見ても斜面が急ですね。毎年、けが人が出ないのが不思議だ。

ツルハシやトグワ(唐鍬?)を使って岩盤も削る。

基本的に、崩れたりしていないところは素掘りのまま。
だんだんと下流に水を持っていく。
こういったところにトウホクサンショウウオの卵がたくさん産み付けられていました。
あとたくさんヤゴ。多分ホタルの幼虫もたくさんいると思います。
雑木林や杉林を抜けていく堰は小さい川のようになっていて、周囲の土手には、湿り気のある林床や斜面を好むような草花が多くあります。
オウレン、ルリソウ、イカリソウ、シダの仲間やランも数種、スミレサイシンにウスバサイシン。
ただの林だけだと、生えないような草も、堰が通っていることでいろいろ出るのです。

休憩。
田舎の人間同士のつながりはこういう共同作業からなると思う。
めんどくさいということもありますけどね。
みんながいるから共同作業できるのか、共同作業するためにみんなで一緒にいるのか。
どっちが先ともいえないか。

大変そうに見えるけど、ぼくは小学生のころから参加していてなんだかお祭り気分で楽しいのだ。
大の大人が集まって、水を追いかけ追い越ししながらわいわい進む。
ピクニックにもハイキングにも連れて行ってもらったことはないけど、こんな作業にはよく参加していた。
父ちゃん、じいさんたちがいろんな草や木のことを教えてくれるのもこんな作業の時。
今回の写真は携帯で撮りました。防水のコンデジを人に貸したら返ってこなかったので。
うちの場合だと、中山間地となるらしい。
お国からいくばくかの補助金があって、パイプなどの購入にあてています。ありがたい。
こういった作業中の写真を証拠として提出するのです。
いろんなところで、環境保護としてビオトープ作りなどをしてますが、これもある意味同じような環境づくりになっています。目的を、「生き物が住めるようにする」のと、稲作の副作用として「生き物が住めるようになる」のと。
多分、農山村の風景や生き物の多さはこうやってできあがり維持されていると思う。
昨年の様子はこちら
これから夏になっていくと、ここはもっと植物観察が楽しいところになります。
いろいろな草花、トンボ、水生昆虫、アメンボ、カエルにサンショウウオ、夏の日差しを受け止め、小川にそって吹く風にそよぐ葉。
どれどれ、昼からちょっと田植えなどしてまいります。
うちの田んぼでは70枚くらい。面積もすくないので、軽トラ一台分でした。
先週の日曜に堰の補修をしました。
毎年、がけ崩れなどと一緒に堰が落っこちたり、埋まったりします。
コンクリートの堰ではなくて土を掘って作った素掘りの堰なのです。
小規模で斜面がきつすぎて、重機がはいれないので全部手作業。
うちの田んぼのあるところから2kmくらい上流で取水。
今年は、ここが一仕事。
取水の堰堤からすぐのところがU字溝になっているのですが、4mくらいにわたって崩落していました。
正直、ああ、もうこの堰だめだわ、と思いましたけどね。
父ちゃんたちはあきらめませんでしたなあ。くろいビニール製のパイプを背負っていって、仮に補修しました。

ここは、毎年崩れるところ。
写真の右側が小さい川になっていて、左上の斜面から毎年小規模にがけ崩れします。
埋まってしまう場合と、堰ごと崩落する場合と。
一番左の人が立っているあたりは、土の下が岩盤になっていて、ややもすると丸ごと落っこちます。
うえの写真と同様に、こういった箇所はパイプを入れてなんとか通す。
写真で見ても斜面が急ですね。毎年、けが人が出ないのが不思議だ。

ツルハシやトグワ(唐鍬?)を使って岩盤も削る。

基本的に、崩れたりしていないところは素掘りのまま。
だんだんと下流に水を持っていく。
こういったところにトウホクサンショウウオの卵がたくさん産み付けられていました。
あとたくさんヤゴ。多分ホタルの幼虫もたくさんいると思います。
雑木林や杉林を抜けていく堰は小さい川のようになっていて、周囲の土手には、湿り気のある林床や斜面を好むような草花が多くあります。
オウレン、ルリソウ、イカリソウ、シダの仲間やランも数種、スミレサイシンにウスバサイシン。
ただの林だけだと、生えないような草も、堰が通っていることでいろいろ出るのです。

休憩。
田舎の人間同士のつながりはこういう共同作業からなると思う。
めんどくさいということもありますけどね。
みんながいるから共同作業できるのか、共同作業するためにみんなで一緒にいるのか。
どっちが先ともいえないか。

大変そうに見えるけど、ぼくは小学生のころから参加していてなんだかお祭り気分で楽しいのだ。
大の大人が集まって、水を追いかけ追い越ししながらわいわい進む。
ピクニックにもハイキングにも連れて行ってもらったことはないけど、こんな作業にはよく参加していた。
父ちゃん、じいさんたちがいろんな草や木のことを教えてくれるのもこんな作業の時。
今回の写真は携帯で撮りました。防水のコンデジを人に貸したら返ってこなかったので。
うちの場合だと、中山間地となるらしい。
お国からいくばくかの補助金があって、パイプなどの購入にあてています。ありがたい。
こういった作業中の写真を証拠として提出するのです。
いろんなところで、環境保護としてビオトープ作りなどをしてますが、これもある意味同じような環境づくりになっています。目的を、「生き物が住めるようにする」のと、稲作の副作用として「生き物が住めるようになる」のと。
多分、農山村の風景や生き物の多さはこうやってできあがり維持されていると思う。
昨年の様子はこちら
これから夏になっていくと、ここはもっと植物観察が楽しいところになります。
いろいろな草花、トンボ、水生昆虫、アメンボ、カエルにサンショウウオ、夏の日差しを受け止め、小川にそって吹く風にそよぐ葉。
どれどれ、昼からちょっと田植えなどしてまいります。