新緑過ぎつつある古寺渓谷へ2 の続きです。※一番下にお知らせあり

春も深まって虫たちがわんさか活動しはじめました。
ハチやチョウ、アリンコに続き、木の葉の生い茂るころにはオトシブミやチョッキリが大忙しになるのだ。

まず、申し上げると、ぼくは虫の種類がとんとわかりませぬ。
ああ、面白いな、美しいなと思って眺めてるだけなのだ。

あらかじめの言い訳はこれぐらいにして・・・。

虫の図鑑の詳しいものはまだ持っていないので、図書館とネットを眺めてみました。

ブナの葉っぱのうえに緑色の金属光沢。
どうもキクビアオハムシとかいうらしい。
触覚が長く、胸の部分が褐色(キクビなのに黄色くないんだ~?)
山の草とか花とか虫とか-キクビアオハムシ

ははあ。これはこれは美しいこと。
と思いながら回り込んでお顔も拝見しましょうか。
と思ったら・・・葉から落っこちた。
山の草とか花とか虫とか-キクビアオハムシ近く

ハムシの仲間は、危険を感じるとなんの前触れもなく地面にぽろりと落っこちる。
地面を探したけど見つからなかった・・・。にゃ~ん。

またブナで別な虫発見!

葉っぱに切り込みが入っている近くにいた。
葉っぱに切込みをいれて卵を産むチョッキリかオトシブミの仲間だろうか。
へへへ。これは家にある「オトシブミハンドブック」を読むとわかるに違いないのだ。
山の草とか花とか虫とか-チョッキリの仲間?2

なるべく特徴がわかるように撮っておこう。
山の草とか花とか虫とか-チョッキリの仲間?

図鑑はこれね。
わけのわからないものを見つけると、家に帰ってから図鑑をめくるのも楽しみのひとつだ。
オトシブミハンドブック/安田 守


・・・うぇ~ん。わからなかった。
だいたいにおいて、オトシブミもチョッキリも触覚がかくんと曲がっていない。

なんじゃ?この虫。 愕然とした。

そのへんの虫の名も知ることができずに生きていかねばならぬのか。
あまりに無知蒙昧な己を嘆くのみであった。

愕然ついでに、こっちも。
可愛いなあ、ってくらいしかわかりません。
ちっちゃいカタツムリ。マッチ棒のさきっちょくらいの大きさでした。
山の草とか花とか虫とか-カタツムリの赤ちゃん

このあと、遊歩道を歩いていると、道のうえに倒れた木をたぶん山菜採りの人が、どかしてくれていて、切り口から樹液が滴っていた。
おお、樹液の味も確かめておかねばなるまい(カエデとかでした)。
3~4種の樹の樹液を味比べ。

うんうん、ちょっと甘いような気がしないでもない。
とか思っていたら、切り口におおきなナメクジがくっついていた!

・・・絶句。

ぼくは大概の生き物は見るのもつかむのも平気(刺したりするのはつかみません)なのだけど、ナメクジとヒルとハリガネムシは、ぜんぜんダメなのだ。見ると寒気がする。
おぇ~。
カタツムリはあんなに可愛いのに。


あぁ、花、花が、白いお花が咲いてござる。

名も素敵なヒトリシズカ。
女性の名であったならそれはそれは素敵な見目麗しい姿の女性であろう。
山の草とか花とか虫とか-ヒトリシズカ

しかしながら、どうもこの花は一つだけ咲いているところを見かけない。
群生するのだ。名の由来が違うのか?
山の草とか花とか虫とか-ヒトリシズカ群生

そしてこれまた変な花なのだ。
近くでよおく見ると、根元に黄色のところがあって、白、黄色、黄緑色となんだか複雑である。
黄色の部分が葯で、白いのは葯隔という器官であると書物に書いてある。
めしべについて特に記載がないのだけど、半透明の部分だろうか?
山の草とか花とか虫とか-ヒトリシズカ花序

見慣れた植物も謎が深まるばかりであるけども、虫と違って逃げないところが良い。
・・・虫は動き回るところが良い(相反してるなあ。アンビバレンツな感情であること)。


Plant×50

ヒトリシズカ・・・1種×50=50円

5月1日から累計2,700円  4月度:3,050円

=お知らせ=

5月27日現在に更新しました

昨日書けば良かったのだけど、現在遊歩道が、倒木と路肩の崩落、斜面からの落石の箇所が多く危険でした。行こうかなあ?というかたはご注意を。
もう少し経って、雪が溶け終わるころには遊歩道の整備が行われることと思います。

また、この近くの大頭森山は柳川から行く場合は、大頭森トンネルからの分岐しているルートは路肩崩落のため通行できません。
大井沢方面から古寺に進んだところからどうぞ。

今年は、多量の積雪の所為か、地震の所為か、がけ崩れ箇所が多くなっていますので、行き先の道路状況をよく確認してくださいね。

=お知らせは状況が変わったら直します=