5月21日夕方から時間が空いたのでこないだ月光でなにか撮ろうと思って失敗した古寺渓谷へ明るいうちに行ってきました。※遊歩道の状況について5/23日に一番下に追記があります。

古寺渓谷は、またの名を「神通峡」というが、こちらは有名な神通川の神通峡のほうが、知名度と由来の正当性があるように思うので、うちの近くのは古寺渓谷と書くことにしよう。

ここの渓谷には約4kmの遊歩道があって、ブナ、ミズナラを主にいろいろな落葉樹がある。
ブナの新緑の楽しさと美しさは、長井の葉山に譲ったが(個人的に)、こちらは渓流に沿って流れている川沿いの遊歩道だから、湿度を好む樹木と草が多くって楽しい。カエデの仲間の花々もつくりが繊細で可愛らしい。
また、遊歩道の下流側と上流の古寺側とでは草の種類がまるで違うのが面白い。

午後4時過ぎの歩き始めはこんな感じでした。
この日は、朝が雨だったけど昼から晴れて夕日が山の向こうに残ってました。
青空からの光が、木々のまだ濃くなりきっていない葉っぱを通ってくるから周囲がなにもかも緑っぽくなっている。
山の草とか花とか虫とか-古寺渓谷 春

ここに来たのは、スミレの撮っておきたいの2種類と、ミツデにならないミツデウラボシがあるから。
今日はシダ2種について記載したい。

歩き始めのところに、クジャクシダ。
なにやら見分けの難しいシダにあって、これは数も多く、山の近くならどこにでもあるから、かなりメジャーなシダだと思う。
周りにいろいろ写ってしまっているが、中央の黄緑色の葉の、うちわのように広がった葉がクジャクシダ。
山の草とか花とか虫とか-クジャクシダ

クジャクシダは、斜面になっているところが好きなのだけど、岩や木に着生するのでなく、土の斜面に生えている。
いわゆるアジアンタムの一種。
どこにでもあるのに、栽培は難しいらしい。
う~ん。なんというか涼しげなシダだ。
山の草とか花とか虫とか-クジャクシダたくさん

開ききっていない新しい葉。
シダの仲間は葉っぱがくるくると納まって出てくるんですね。
どういうつくりになってるものやら?
山の草とか花とか虫とか-クジャクシダ 新芽

お目当てのミツデにならぬミツデウラボシは、遊歩道の中間近くに行かないと生えていない。

あるはずのところまで来ても見つからぬので、常緑ではなかったかなあ?
と思ったころ発見、あった、あった。
表からみると、葉脈がはっきりしてて、血管みたいだ・・・。
表面に見える点々は、裏面に胞子嚢があるところ。
山の草とか花とか虫とか-ミツデウラボシ

裏。
裏に星のように胞子嚢があるからウラボシ、なのだろう。
ウラボシの仲間のシダは岩や樹皮に着生するものが多いように感じるが、うちの近くは寒さのせいか着生のシダはあまり見かけない。
山の草とか花とか虫とか-ミツデウラボシの裏

横から撮ったところ。
この場所は逆に傾斜したような岩の壁でした。
あまり湿気はなく、着生している岩を覆うコケも乾いていました。
こんな場所にどうやって胞子が付着して育つものやら?かなりの乾燥に耐えるようだ。
山の草とか花とか虫とか-ミツデウラボシ横から

あ、ウラボシは裏面の星、としてミツデのほう。
どうも、より南方のところでは三つのほこ型の葉になるらしい。
ここでは寒さのせいか、このちいさいしゃもじで成長しきった感じでありました。

ぼくはシダの仲間が好きなのだけど、北国にはあまり種類がない。
南の島には人の背丈を越えるような大型のシダもあるとのこと。
どんな景色になるのだろうか。

このあと、スミレ2種にも無事会えた。また、虫にも。何回かに分けて書きます。

うろうろしていたらだんだん暗くなってきた。
遊歩道に入ってからまもなく1人とすれ違ったが、だれもいない夕暮れ近くの渓谷はちょっと怖い。
こないだ夜中にきたときよりも怖いのはなぜだろ?

来たときはキミドリ色であったのが、すっかり青みがかってエメラルドグリーンに。
山の草とか花とか虫とか-古寺渓谷春夕暮れ


Plant×50

クジャクシダ、ミツデウラボシ・・・2種×50=100円

5月1日から累計2,500円  4月度:3,050円

=お知らせ=

5月27日現在に更新しました

昨日書けば良かったのだけど、現在遊歩道が、倒木と路肩の崩落、斜面からの落石の箇所が多く危険でした。行こうかなあ?というかたはご注意を。
もう少し経って、雪が溶け終わるころには遊歩道の整備が行われることと思います。

また、この近くの大頭森山は柳川から行く場合は、大頭森トンネルからの分岐しているルートは路肩崩落のため通行できません。
大井沢方面から古寺に進んだところからどうぞ。

今年は、多量の積雪の所為か、地震の所為か、がけ崩れ箇所が多くなっていますので、行き先の道路状況をよく確認してくださいね。

=お知らせは状況が変わったら直します=