ふわふわと甘い香りのする日々でありますね。
薫風か。「香る」と「薫る」はどう違うのだろ?

今週の18日水曜、仕事終わりの時間と、次の予定(夜に会議があったのだ)の合間に、かつて山城があった公園に行きました。
特に歴史好きではないのだけど、そこにはイヌザクラなる樹があるのです。


その前に、「風薫る」の成分の一つであろうサクラ。

ウワミズザクラ。
いろんなサクラがあるけど、公園に植えてあるいわゆるサクラとはちょっと花が違う。
なんというか、ブラシのような、オカトラノオやアキノキリンソウのような花穂。
山の草とか花とか虫とか-ウワミズザクラ

鼻を近づけるまでもなく甘い香りがする。

大きなウワミズザクラがありました。
これは近隣の寒河江市というところで撮ったもの。
山の草とか花とか虫とか-ウワミズザクラ寒河江

ウワミズザクラはこの時期になると、山や道路沿いにあちらこちらに見かけるのだけど、あまり大きなものがない。これは樹高7~8mだったろうか。かなり大きい部類にはいる株だろうと思う。
山の草とか花とか虫とか-ウワミズザクラの幹

で、イヌザクラ。
こちらは花自体がウワミズザクラに遠目にわからぬくらい似ているのだけど、あまり本数がないようである。
なぜに、そんなに気になるのかというと、臭いのだそうだ。
聞いたところによると、男子高校生の運動部の部室のような匂い・・・。だそうである。
本当か?
くさいと聞くとかぎたくなるのが人情というもの。

ここらへんにあると聞いた場所に向かうものの、はじめは発見できずに、谷のほうまで降りてしまった。

無いじゃないか!

と思って来た道を戻っていたら・・・ありました。大きすぎて気がつかなかった。
ウワミズザクラと同様に、わざわざ植える人も無く、それほど大きなものがない樹種であるらしいのだけど・・・立派。
おかけで匂いのかげるところに花がない。

ウワミズザクラは満開の時期だけど、イヌザクラのほうはまだつぼみが多かった。
山の草とか花とか虫とか-イヌザクラ花

匂いのほかに、違うのは花穂と枝の間に葉っぱが付くかどうか。
うえの写真だとわかりにくいからシルエットのものを載せてみる。
山の草とか花とか虫とか-イヌザクラ花穂シルエット

幹の様子。直径40cmくらいかなあ?
樹皮もウワミズザクラと雰囲気が異なるが、これだけで見分けるのは至難のわざであろう。
山の草とか花とか虫とか-イヌザクラ樹幹

幹の途中から葉が出ていた。
いわゆる普通のサクラに比べ、鋸歯(葉のふちのぎざぎざ)がほとんど目立たない。
山の草とか花とか虫とか-イヌザクラ葉

匂いは嗅げなかったものの、花の違いは認識できました。
※後日調べたら、葉もくさいらしい。クソザクラなる名もあるとのこと。

ところで、「イヌ」と名の付く植物は多くあるが、「イヌ」とは役に立たぬ、つまらぬものという意味でつけるらしい。
わんちゃんが聞いたらがっかりだ。内緒にしておこう。
オオイヌノフグリの場合は、果実の形状をあらわしたものだから、ちょっと意味合いが違いますよね。
仮に、役に立たぬ、という意をオオイヌノフグリに適用すると、「大きい役に立たぬふぐり」となるから由々しき事態である。
(注:こういうのを蛇足というのか?シモネタではなく、あくまで日本語の解釈について述べております。)

日没近くになったが、この公園からの大朝日岳の展望はなかなかである。
よ~く見えるということではなくて、大朝日岳とその手前に横たわる尾根の重なり具合が素晴らしいと思うのだ。
朝日連峰の山塊を幾つもの沢と川が削り取り、この地を形成した様子が伺える。
数え方によるが、5~6段階のグラデーション。
夕方に訪れると、大朝日岳の方向が西なのでこんなふうな風景になる。
山の草とか花とか虫とか-大朝日のグラデーション

このあと、急いで会議に出席したら、髪の毛になにかの花びらがくっつき、スラックスはクマザサの白い粉まみれになっていた。
同席者から「あんたはトトロにでも会いに行ってきたのか?」と言われた。

会議といっても、かた苦しいものでなく、子ども対象のキャンプの打ち合わせでしたので、大人としての面目を潰したわけではないと思うのだが、どうだろうか。そのうちイヌヒトと呼ばれてしまうだろか。

Plant×50

ウワミズザクラ、イヌザクラ・・・2種×50=100円

5月1日から累計2,400円  4月度:3,050円