フキノトウが多くなってきました。

まだ早いのかなって思いつつ、採ってしまった。フキノトウ味噌を作ったので明日の朝ごはんが楽しみ。
生のままつまみ食いしたけど、いやあ、苦い。熊は冬眠あけに目覚ましにフキノトウを食べるのだそうだ。聞いた話なのでちょっと信憑性にかける。熊の冬眠明けといえばコブシの花のイメージもある。観察したいような出会いたくないような。

追記・・・海里さんより「雄株」は両性花である。と教えてもらいました。以下、雄花=両性花で読み替えてくださいね。

こちらが雄株。まんまるな感じ。触ると詰まっている感じがして、開く前もまるっこいシルエットである。
山の草とか花とか虫とか-フキ雄株

こちらは雌株。なんとなくおしとやかな、ふにゃっとした感じである。触るとふかふかする。
枯葉の下から出てくる様子が印象的。
山の草とか花とか虫とか-フキ雌株

並べてみた。左が雌花、右が雄花。これは大きさがあまりに違う。
なんとなくであるが、雄花のほうが大きいのが多い。この雄花は花が開いていた。ぴょんぴょん飛び出してるのに黄色い花粉がくっついている。
雌花は白っぽい毛のような感じの花である。花の集まりもシルエットがだいぶ違う。
時々、紫色の雌花があるけど、個体差なのかなんなのかは?です。
山の草とか花とか虫とか-フキ比較

ばらばらにしてみた。根元ちかくのところが、将来綿毛になって飛んでいくような感じである。白くてなんだか見にくいので黒いもの上で撮ってみた。
山の草とか花とか虫とか-フキ雌花

こっちは雄花。タンポポなどほかのキク科と同じくちいさい花が集まっている様子がわかる。
山の草とか花とか虫とか-フキ雄花

なんだか生物の授業みたいになってきてしまった。
花の構造については、各自でお調べいただきたい(・・・逃げた)

花粉は、ハナアブなどが運んでくれるようだけど、今日は寒いのか見当たらなかった。
やはり花は虫と一緒に写真を撮りたいな。

ぼくは、ちいさいころ大変食べ物の好き嫌いが多かったのだけど、ひいひいばあさんのいうこと(母から聞いた)には、食べ物は美味しく食べるとなんでも栄養になるんだそうである。逆に、美味しくないと感じながら食べるとおなかをこわしたりするのだそうだ。
甘いもの、あぶらっこいものが美味しいのは、カロリーが高いから。カロリー取れないとこまりますからね。
野菜でも、食べて美味しいと感じるのは、その野菜がもっている栄養素が体に足りないから。だそうである。

フキノトウは苦い。苦いけどついつい食べたくなるんだからきっと冬眠明けの人間の体に必要な栄養があるんだろうな。

ちなみに・・・フキノトウには微量ながら発がん性物質が含まれているんだそうな。
また、花粉症に良いなんてこともうわさに聞いた。
この手の話は、いろいろ出ては消えていくものである。

当然、食べ物はすべて、毒にも薬にもなる。
米を1食で2升食べたら胃が破裂することだろう。でも米に、食べすぎ注意とは書いてない。
おなかがすいてたら当然美味しいし、食べすぎたらもういらない、に決まっていますね。

こういった山菜の類は旬の時期にちょっとだけいただくから美味しい。
通年、毎食フキノトウは食べられません。苦くって飽きます。
春は待ち遠しい味でも、初夏にはすっかり興味がなくなっている。

だから、テレビや新聞、ネットの情報よりも、ひいひいばあさんのいう、美味しいものは栄養になる。っていう単純なはなしが納得なんだなあ。

Plant×50

フキ・・・1種×50

昨日まで、350円だから計400円