家族を幸せにしたいと思うことはいけないこと?
「行ってらっしゃい。気をつけて運転してね。向こうの皆さんによろしく」
そういって妻と子供を送り出した。
なぜ一緒に行かなかったのか、それは短期のアルバイトだった。
家族には母親を一人に家に置いていかれないと嘘をついた。さみしかった。
コロナ禍になる前までは毎年のように夫婦と子供達で妻の実家に行っていたからだ。前日から子供達はソワソワしながら準備を始め、どこを通ってどこによって何を買って、何を食べてと計画してくれていた。妻は運転が苦手な方ではないが一人での運転は疲れるのは十分にわかっていた。だから行くときのここまでは私が運転し実家に近くなったら交代して運転していた。妻も実家に帰省することを楽しみにしていたはずだ。妻にも子供たちにも行こうと何回も諭されたが無理だと断ち切った。みんなの善意をその気持ちを私は今年初めて嘘をつき裏切ったカタチだ。
理由は一つ、「生活の為に、稼がなければ」につきる。
生活費、教育費、今年に入ってからの出費は凄まじい。長女の進学、長男、次女の修学旅行、祖母の葬式、親戚の葬儀2件、母親の車のキーの紛失(スペアキーなし)その車の車検、妻の車の車検。どれもこれも金額は大きく私の収入ではもはや手に負えない。だから今年の夏はどこにもいかずアルバイトをしようと決めた。アルバイトといっても大した額ではないが何もせずにいるよりは善いと思った。帰省組は無事帰って来たが行きも帰りも一人での運転は結構大変だっただろうと自分のしたことに多少の罪悪感を感じるとともにこれで善いのだと自分に言い聞かせた。
なんだか薄暗いトンネルに入り込んだような変な気持ちでこのブログを書いている。
経済的な逼迫がすぐ近くに迫っているのを感じ夜も寝られない時もある。転職するにも年齢的に限界をこえている。どうすればいいのか、、、、このブログを書いそんな迷いや悩みを整理している今日この頃。
大雨や交通状況で大変な思いをしている方々にしてみれば大した悩みではないのかな