自信度 S

 

 ◎ マジックサンズ

 

 人気でもマジックサンズを狙う。

 マジックサンズは函館デビュー組ではあるが、函館の前半の競馬は馬場が速く

タフな競馬をこなしていることを高く評価している。

 デビュー戦の上がりタイムは35.2ではあるが、それよりも馬群に揉まれた経験は大きくプラスになる。

 また、このレースは早熟性が強く求められるレースであり、自分が姉のコナコーストをチューリップ賞で

本命にした時も早熟性というのが大きな理由だった。

 札幌の馬場は今日はタフな馬場ではあるが、内が伸びる馬場であり、現段階では乾燥してきている。

 母父キングカメハメハでありキズナ牡馬でありながら、軽さも兼ね備える。

 この馬は朝日杯FSでも狙いたいと思っているので結果を出してほしい。

 

 自信度 B

 

 ◎ コスモディナー

 

 コスモディナーを抜擢する。

 コスモディナーについては、馬券外のレースが続いているが、今回期待できるのが

ティータン騎手騎乗。

 コスモディナーはラフィアンの馬でラフィアン系の馬に外国人騎手の騎乗はもともと期待値が高い。

 コスモディナーはダノンバラード産駒で母父がヘクタープロテクターで母系が在来牝系。

 今の札幌の馬場は時計が速い。

 それに対応できる血統としては母父のミスプロのヘクタープロテクターに期待する。

 前走は出遅れ、2走前は東京のマイルでラフィアンの馬ならばオミットできる感はある。

 今回、ティータン騎手が初めて乗ることに期待しているが、特に外国人騎手の場合、イン付きをしたり

追えることから距離をもたせることもできる。

 ダノンバラードの血筋自体、持続力に秀でるので、今回のティータン騎手の騎乗をとても期待している。

 

 

 自信度 B

 

 ◎ ヴェルミセル

 

 札幌の馬場は中央主場と関係性が深くなかでも東京コースとの関連性が深い。

 つまり、東京コースで好走する血統を狙い撃てばいいといいう考え。

 ヴェルミセルはゴールドシップ産駒の牝馬。

 ゴールドシップ産駒の牝馬は特に額面よりもキレ味があり、高速決着にも強い。

 その点が東京コースで好走する一因となっている。

 ヴェルミセルは中央コースの阪神2600mでも上がり最速を繰り出せている。

 母父がコンデュイットで母系がサクラユタカオー。

 地味な血統ではあるが、母系のタフさ、スピードを兼ね備えている。

 騎乗のユタカ騎手とは昨年、同じコースで好走していて、今回の騎手との組み合わせもいい。

 札幌の馬場はCコース変わりだからこそ、馬場状態は良くこの馬の適性がよりいかされるはずである。

 今回は調教でも同じ函館ウッドで上がりが速くベストに近いタイムを計測していることも期待できる。

 

 

 小倉記念

 

 自信度 A  

 

 ◎ レッドランメルト

 

 レッドランメルトは東サラの5歳世代。

 東サラの5歳世代は質が高く既に出資馬のレッドモンレーヴ以外にもレッドラディエンスが七夕賞を勝ち、

他の世代もオープン、3勝クラス入りしている。

 レッドランメルトはディープ産駒でこの馬の長所はレースセンス。

 ディープインパクト産駒のバランス型であるが馬格もある。

 この馬は当時のクラブ募集でも明らかにサトノダイヤモンドを意識した配合とされていて、血統構成が近い。

 今の中京の馬場は内、外が伸びる馬場であるが、その観点から考えた場合、この馬は3枠。

 となると、内枠でより期待できるのはヘイロークロスの末脚。

 七夕賞時の騎乗が吉田豊騎手で七夕賞の向かないタフな馬場のなかで先行して末も使い最後、粘ったことをより評価している。

 七夕賞以外の2走前はオシュア騎乗、オクトーバーステークスは重馬場と大敗の理由もオミットできる。

 調教映像を見るとかなり動いている印象がある。

 今回、馬体重もマイナス12キロと調教時の馬体重が508㌔なので絞ったものと解釈できる。

 野芝で坂がありパワーが求められ末脚も求められる条件はピッタリ合う。

 

 

 関屋記念

 

 自信度 A

 

 ◎ ディオ

 

 今の新潟の芝を見ていると時計は速いが上がり32秒台が出るような馬場ではなく、内、外も伸びる

中京のような馬場。

 ただし、中京と違うのは直線の長さ。

 中京も直線は長いがより新潟は直線が長いことから末脚の持続力が求められる。

 ディオはソウルラッシュの弟。

 ソウルラッシュはルーラーシップ産駒でありながらマイルにも対応できている。

 ディオはソウルラッシュほどの大きい器でないがリオンディーズ産駒であがり、ソウルラッシュと比べると

 野芝への適性がより高いと思える。

 また、上記に書いた直線の長さがより求められるというのは、グレイソヴリンの血筋がよりはまる。

 グレイソヴリンの血は直線の末脚の持続力が最大のストロングポイント。

 隣枠のトゥードジボンと比べると前走58㌔の条件をそろっていたが、今回の条件はディオによりはまり57㌔もいい。

 ここは好走してくれると思っている。

 

 ワイドの相手には1番人気のジュンブロッサム。

 ジュンブロッサムも素質馬で注目していたが、ここは重賞制覇のチャンスだといえる。

 ワールドエース産駒で母系がゴールドティアラでミスプロの血筋。

 ワールドエースはマイラーズカップのレコードホルダーでマイルが一番強い競馬をしていたし、母系のミスプロは

野芝100%の新潟の芝にはぴったり合う。

 ここは好走すると思っている。

 

 自信度 A

 

 ◎ クールミラボー

 

 ルメール騎手で人気はしているが、ここはこの馬を狙う。

 クールミラボーはドレフォン産駒で母父キングカメハメハ。

 ドレフォン産駒自体は母系の引き出し型でこの馬は母系が欧州血統でSSの血なので芝血統。

 きさらぎ賞でも3着の実績がある。

 新潟の馬場を見ていると、中京の馬場と比べてまだ軽い馬場であることから、この馬の芝よりの血統には向くと思える。

 新潟コースはあくまでローカルコースという点から考えれば、先行馬よりも激流になったときに外から末脚力を発揮できる

馬に合うのではないかと思っている。

 今回の人気上位馬が先行3番手以内でないと自分の競馬ができないタイプが多く、中団から先行ぐらいの位置取りをとれる

この馬には展開が向くと思っている。

 前走は前に出しすぎていったことと、インに閉じ込められる競馬だったのでオミットする。

 今回のこの枠というのがこの馬の本来の末脚を発揮できると期待している。

 

 自信度 B

 

 ◎ マフィン

 

 芝で通用してほしいと思っている。

 50㌔の吉村騎手で単純な考え方だが1発を期待している。

 拠り所となるのは新馬戦で東京の軽いダートで上がり最速を繰り出していること。

 母父トワイニング。

 トワイニングの血はノンコノユメもそうだったが、末脚を生かす競馬でこそ力が発揮される。

 ミッキーアイルの血にはロックオブジブラルタルの血が内包されており、今回はダートから芝変更の血が

生きてこないかと思っている。

 東京の新馬戦を見た時から、芝は試してほしいと思っていた馬で野芝100%は走る条件だと思っている。

 

 

 自信度 A

 

 ◎ ハナチルサト

 

 いつもなら最終レース近い時間だが、今回は長島まなみ騎手に期待する。

 長島騎手はやはりダート短距離の期待値が高い。

 女性騎手のなかでも追える騎手なので末脚タイプの馬には相性がいい。

 ハナチルサトはトランセンド産駒で母父ゼンノロブロイ。

 ゼンノロブロイの血は母系を色濃くだすことから、母系はフサイチペガサス。

 フサイチペガサスはアメリカの名血で北海道のタフな馬場でも強いように乾いたダートはあうと思える。

 調教もベストタイムに馬なりで近いタイムを計測しており、状態もいいと思っているので期待している。

 自信度 A

 

 ◎ フルム

 

 フルムは自分の中で覚えているのは根岸ステークスの本命馬。

 シニスターミニスター産駒でありスピード能力があるタイプ。

 ただし、スピード能力があるとはいえ、抜群の先行持続力があるわけでもなく、キレキレの末脚があるわけでもない。

 道中ばてないスタミナがあると思っている。

 母系がドリームジャーニーでロックオブジブラルタルが入る。

 ロックオブジブラルタルの血筋は距離変更などに刺激があると力を発揮するタイプで前走の初のタフな函館の馬場で

上がり上位を繰り出し馬場と距離に対応している。

 今日の馬場は、函館よりも軽い馬場で水分を含む馬場で、父の軽い血筋をよりいかすことができる。

 水口騎手が一貫して乗り続けていることもプラスであることと、イン付きをより期待できることからここは期待している。

 また函館ウッドでの調教をみたが沈み込むフォームで直感で走ると思った。

 

 ワイドの相手にはミトノオーとプロミストウォリアとする。このレースは過去、実績馬が絶対能力でこなすレース。

 ミトノオーは中山のタフな馬場をハナをきり2着と好走できる馬。

 こと小回りにおいてはドゥラエレーデよりも力がある。

 プロミストウォリアについてはこの大外枠がプラス出ないかと思っている。

 マジェスティックウォリアー産駒の大外枠は期待値が高い。

 

 

 

 自信度 A

 

 ◎ フルール

 

 当初はショウナンバシットを予定していたが、パドック気配が高いフルールを抜擢する。

 フルールはノースヒルズ生産のキズナ牝馬。

 母系がAPインディーでアンブライドルズソング。

 キズナの成功例の血がちりばめられている。 

 ノースヒルズ自体がキズナを生産しているので、自分としてはノースヒルズ生産のキズナ牝馬は信用している。

 パドックを一目みたときに走ると直感したので自分の直感を信じたい。

 格上挑戦にはなるが、洋芝適性は札幌の軽い馬場にこの血統は向くと思うので通用すると思っている。

 

 

 ◎ ヒューゴ

 

 ヒューゴはノースヒルズの名牝。

 リントスのコパノリッキー産駒。

 リントスの母父はウォーエンブレムの血筋。

 ウォーエンブレムの血筋のねらい目は決まっていて、リフレッシュ明け、上昇期、調教で一杯に追えているかにある。

 今回、ヒューゴの調教は馬なり調教だがこれが輸送を意識してのものととらえる。

 今回、ヒューゴはリフレッシュ明けの休み明けの中10週。この血筋の好走パターンに当たるのと、前走の新潟1800mで

3着と好走を見せている。上昇期と判断したい。

 今回、騎手も大井の笹川翼騎手と勝負気配が漂うのと、パドック気配もよかった。

 ここは期待している。