アドリアーノ | サッカー嫌いのファンタジスタ。

アドリアーノ

職場の同僚が今月いっぱいで退職することになりました。年下だけど、僕より上のポジションにいて、でもいやみな奴じゃなくて、よく“ご飯食べにいこーよ”と声をかけてくれる奴でした。ども、今は寂しい気分に浸っているタルタルッカです。 ̄▽ ̄;


今回はアドリアーノ。23歳と若い。でも現在、世界最高のFWと彼を推す人はかなり多いんじゃないかと思う。アドリアーノがいるからインテルはヴィエリを放出したし、セレソンでもロナウドのポジションを奪いつつある。ブラジルが優勝し彼自身得点王に輝いた05.コンフェデ杯では決勝でも得点を挙げ、対戦国アルゼンチンのぺけルマン監督を「あれは、爆弾だ。」と脱帽させた。僕自身、アドリアーノは世界最高のFWと思っている。スピードとパワーがずば抜けて見えるのだ。怪我をする前のロナウドを見てるみたい。(怪我をする前でバルセロナに所属していたロナウドはハーフウェーラインでボールをもらってそのままDFをぶっちぎってゴールしたりしていた。・・正直、ロナウドに関しては怪我してスピードが使えなくなってからもレアルとセレソンでレギュラーの座を確保していることに驚いた。ポジショニングとヘディングを除く個人技だけでゴールを量産したのはすごい。僕はレアル移籍時はモリエンテスとのポジション争いに敗れると思ってた。あんたもまさに怪物やぁ ̄▽ ̄;)

雑誌“ナンバー12月29日号”に載っていたアドリアーノの記事はとても面白かったので一部抜粋して紹介します。

『一流のDFがそろう現在のイタリアでその第一人者とされるファビオ・カンナバーロ(ユベントス)は振り返りながらこう語った。「一言でいえば、DFから見れば“楽なFW”でしかなかった。使う足は一本(左)だけ。ドリブルの方向は常に同じ(左へ)。つまり動きのバリエーションが極端に少なかったということだね。加えて、ボールを止めるという実に基本的なプレーもまだ未熟だった。確かにパワーは本物さ。そのシュートは強烈極まりなかったよ。でも、それでも当時の彼を抑えるのは極めて簡単だったんだ。要は“打たせなきゃいい”わけだからね。俺たちイタリアのDF、少なくともセリエAでプレーするDFは、そうした術を知り尽くした者ばかりなのさ。」』



『マッシモ・モラッティ(インテル・オーナー)の意向、一本の電話がその始まりであった。「私自らがチェザーレ・プランデッリ監督(現フィオレンティーナ)へ電話をかけたのです。アドリアーノの才能に惚れ込んでいた私は、だからこそ、その才能を可能な限り育みたいと願っていました。今はまだ眠っている彼の才能を傷つけずに開花させ得るのはあのプランデッリをおいて他にいないのだと確信していたのです。パルマという環境の中でプランデッリという指揮官の指導を受ける。それは、理想をも遥かに超える環境でした。」待ち受けていた指揮官は直ぐに一本の黄色い「線」をフィールド上に引くように、スタッフに指示を出したという。その意図とは?フィオレンティーナ及びパルマで共にプレーし、アドリアーノの成長をつぶさに見てきたドメニコ・モルフェオが、その正体を明かす。「ファビオ(・カンナバーロ)が言うように、当時の彼はあまりにも分かりやすいプレーに終始していたんだよね。ボールを持てば迷わず前を向く。そして“突進”あるのみ。ところが直ぐに左へ、左へと追い込まれてしまうんだ。そこで右のタッチラインから約20mの地点に黄色い線が引かれたのさ。つまり、その線の内側(右サイド)がアドリに許される唯一のプレーゾーンとされったてわけ。紅白戦で、そのゾーンから一歩でも出れば“反則”になるというルールも設けられた。当初の結果は散々だったらしいよ。1年後この俺がパルマに移ってからだってそう。立つべき場所に気をとられるあまり、俺のパスに全く気づかないなんてこともなんどもあった。事実“反則”を繰り返してはゲームを止めてしまう彼が、練習中に一体何度、チームメイトに対して謝っていたことか・・」モルフェオはさらに続けた。未熟なのは何もポジショニングだけじゃなかった。特に右足のトラップ・・あれは本当に醜かったね。(笑)だから監督は徹底して基本の反復を課したんだ。そして、ミニゲームの中で彼だけは“2タッチ(ストップ&パス)”というルールも同時に課せられることになった。フィールドプレーヤー全員が自由にボールに触れることが許される中で。もちろん、あの狭い右サイドの中でね。きっと屈辱にも近い思いだったはずだよ。--省略--実際ある日の練習後、彼は監督の所へ直訴にいったことがあるらしいから。」』



『渡米して4年。かつて“楽なFW”にすぎなかったアドリアーノは、次の“W杯決勝”を思い描いた現イタリア代表の主将カンナバーロにこうも言わせるまでに成長した。「彼に前を向かせてはならない。向かせたとしても次のスペースを絶対に与えてはならない。仮に与えてしまえば、もはやそこにはファウル以外に止める手段は残されていないということになる。俺たちイタリアのディフェンスはだからアドリアーノにこそ最大限の注意を払う。彼こそがいま世界で最も危険なFWなのだ。」』


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この時のナンバーはセレソン特集ってかんじでおもしろかったです。

怪物は一日にしてならずややったんやなぁ。

ヒデもこの時パルマにいたんやったらこーゆーのいうてくれたらええのに。この記事読んでみるとヒデを追い出したプランデッリも悪い奴じゃないじゃんと思えてしまう。努力を続ければ成功するとはかぎらない。でも成功している人は皆努力しているのだな。


じゃ、おれは・・? ̄▽ ̄;