カズ
僕はカズが好きだ。カズの生き方が好きだ。
先日、カズはJ2の横浜FCに移籍した。
ニュースが取り上げた移籍の記者会見の映像を見た時、僕は驚いた。13年程前に~その時初めてカズを見たのだが~見たカズそのままに見えた。爽やかで、野心に溢れていて、カズ自身がわくわくしていて瞬間、瞬間を楽しんでいるように見えた。
事前に移籍することは知っていたがJ1からJ2のクラブに移籍するということに対して、“都落ち”の雰囲気は一切なかったように見えた。
これは普通なら考えられないことだと僕は思う。ほかの選手のなら、会見すら行われない場合も多いのではないか。
長く日本代表にいた選手なら会見も行われるだろうが格落ちの感は否めないにちがいない、例えば落合が巨人から日本ハムに移籍した時のように。
カズは今も全力で走り続けている。久しぶりにカズを見て僕はとても嬉しかった。
カズの存在を知ったのは今から13年ほど前だった。僕は高校生で毎日部活でボールを蹴っていて生活の中心は紛れもなくサッカーだった。
この頃からサッカー雑誌を同級生のRに勧められて読み始めたと思う。
この頃はサッカーのテレビ放送はトヨタカップだけだったし、今のように日本代表の親善試合を、しかも試合の数日前からの予告コマーシャルつきで放送するなんて考えられない時代だった。
雑誌も、はっきり言って3種類しかなかったと思う。サッカーマガジン、サッカーダイジェスト、サッカーストライカー、この3つである。
ちなみに僕はちょっと難しめの内容を扱ったマガジンを好んで読んだ。
皆、月1の発行で今みたいな海外リーグ限定の雑誌はなかった。これら情報誌によりマラドーナと釜本ぐらいしか知らなかった自分に少しずつ当時の日本サッカー情報が蓄積されていった。
確か、今では名前が変わって“東アジア選手権”となってると思うのだけど、当時のダイナスティカップで日本は韓国や中国を破って優勝したが、先にあげた情報誌からでしか代表や大会の様子がわからず、僕は三冊とも、大会の記事を取り上げてる部分を繰り返して読んだのを覚えている。(気にいった記事は何度も読み返すタイプ。 ̄▽ ̄)
このあたりからテレビがサッカーを取り上げ出して、しばしば日本代表の試合中継を見ることがあったと思う。キリンカップだったと思うけど、このとき初めてカズを目にしたと思う。(続く)(05.08.03)