DVD「キツツキと雨」 レビュー | フインキーのふんいき レビュー

DVD「キツツキと雨」 レビュー

「南極料理人」の沖田修一監督。
力を抜いて見れる、ハートフルな物語です。

キツツキと雨 豪華版 [DVD]/角川書店
¥5,985
Amazon.co.jp
スコア選択: ★★★★

映画撮影のために森にやってきた監督・田辺幸一(小栗旬)とアシスタント。
撮影にぴったりな川を探すため、近くにいた木こりの岸(役所広司)に話しかける。
親切にも岸は彼らを川まで送り、その流れで撮影にも協力することになる。

はじめ撮影に嫌々だった岸がどんどん乗り気になっていくさまが面白い。
何人かいるゾンビ役の中の一人とはいえ、ゾンビとは思えぬ岸の不自然な動きが非常に笑えた。
とはいえ、撮影って本当に大変なんだなぁ、としみじみ。
尻キックは嫌やろな。

沖田監督は、人と人の間にあるものを描くのがとても上手。
今回は田辺と岸の心の変化がすごいリアルで興味深い。

田辺は最初、人と接するのが苦手で話すことさえ避けたのに、岸と関わるようになってからどんどん明るく成長していく。
また岸は田辺という若者と接することで、ニートの息子の想いがわかるようになっていく。
たまたま映画の撮影というきっかけで知り合った2人だけど、出会うべくして出会ったんだなと感じる。

そんなこんなで、なんとも言えない心が温かくなるようなシーンが多かった。
この映画をオススメしてくれた友達にも感謝。