DVD「TIME/タイム」 レビュー | フインキーのふんいき レビュー

DVD「TIME/タイム」 レビュー

アンドリュー・ニコル監督。

TIME/タイム 2枚組ブルーレイ&DVD&デジタルコピー〔初回生産限定〕 [Blu-ray]/ジャスティン・ティンバーレイク,アマンダ・セイフライド,アレックス・ペティファー
¥4,190
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スコア選択: ★★★★

そこは時間が何よりも力を持つ世界。
人々は命の時間(寿命)を得るために働き、自分の時間を削ってやりたいことをする。
貧しい青年のウィル(ジャスティン・ティンバーレイク)は富裕層の世界へ行くため、大富豪の娘・シルビア・ワイス(アマンダ・セイフライド)を人質にして時間を得ようとする。


お金の概念が無くなったら幸せな世界になるのではないか。
お金を稼ぐために人を騙し、自分の心を騙し、常に不安と戦う日々を過ごす。
そんな騙し合いの世界は無くなればいいのに、そう思っていた。
しかし、お金の概念が無くなっても何も変わらなかった。

人々は時間というお金を得、それを消費することによりモノを得る。
コーヒーを買うのにも自分の命の時間を使う。
寿命と経験の物々交換。

明日生きるために他人の時間を奪い、殺す。
死が迫っているのが目に見えるため、余計拍車がかかる。
自分が生きるためには何でもやる、心が無くなった世界。

実際にこんな世界になったらどうなるか。
人々は今より時間を大切にするだろうか。
今ダラダラと過ごしている時間は刻々と寿命を縮めていることに気づくだろうか。
そして思うだろうか、今を大切に生きなければいけないと。

時間つぶしという言葉がある。
多分、裕福な国にしかない言葉だろう。
生きるのに精一杯な難民の子供たちは時間をつぶす余裕なんてないから。

今一度、人は時間・お金・心という概念を見つめなおさないといけないだろう。
この金融混乱時期にこのような映画ができるという事自体、何かのメッセージだと思う。
とても考えさせられる映画だった。