小説「失踪当時の服装は」 ヒラリー・ウォー | フインキーのふんいき レビュー

小説「失踪当時の服装は」 ヒラリー・ウォー

ヒラリー・ウォーの代表作。

失踪当時の服装は (創元推理文庫 152-1)/ヒラリー・ウォー
¥693
スコア選択: ★★★


ある日、寮にいた女子大生が突然姿を消し、行方不明になった。
当時の様子を事細かに周りの学生に事情聴取をして、事件を追っていく。
彼女が妊娠していたこと、男のにおい…
だんだんと真相に近づき、物的証拠も上がってくる。
しかし、犯人が見つからない。
悶々とする警察がたどり着いた真相は。


主に失踪した彼女を追っていくという捜査の話です。
単調になりがちな捜査の描写ですが、主人公・フォードの描写やその関係者の描写などが印象的でメリハリのついた内容になっています。
消えた女子大生が見つかったときの親の姿は息を呑むものがありました。

真相にたどり着くまでが長く、難しい事件でした。
失踪なのか、自殺なのか、他殺なのか、どのように死んだのか、自分で落ちたのか、落とされたのか…
少しでもページを飛ばすとわけがわからなくなるほど緻密に計算されています。

ラストの方は結構難しかったです。
犯人は誰なんでしょうねぇ。