実用書「とてつもない日本」 麻生太郎 | フインキーのふんいき レビュー

実用書「とてつもない日本」 麻生太郎

漫画が大好きな麻生さん。
未曾有がきちんと読めなくて首相を降ろされても、これだけ日本の素晴らしさを伝えられるのは尊敬できることです。
これを読んで日本の標準の高さを思い知らされました。

とてつもない日本 (新潮新書)/麻生 太郎
¥714
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スコア選択: ★★★★

時代はすごい速さで進んでいきます。
ITが進歩し、電子機器も複雑化し、世代がどんどん移り変わっていっています。

そんななか、働いていない若者が増えているという。
2002年の総務省の調査によると15歳から34歳までの学生と主婦を除く働いていない若者の数は約213万人。
就職難から、更に数は増えていることでしょう。
庶民の財布のひもは硬くなり、製品が売れず、企業は賃金カット、そして人々は貯金しまくる。
どうすればこの負の連鎖から抜け出すことができるのか。

麻生さんは学校教育に対して以下にして是非を問うてます。
義務教育では読み書き計算+英語が少し出来る程度でよい。
それよりも人間として社会生活を営んでいく上で最低限のルールや作法、挨拶などをきっちり教えておくこと、の方が重要性が高い。

同感です。
国はいつまで古臭い教育を続けるのか、卒業してから「しまった!」では遅いのに。

またこのようにも言っています。
サラリーマン以外の選択肢があまりないように見える社会には、魅力を感じることができないのではないか。
ニートが増加する原因には、この辺りのことがあると思う。

本当は誰しもやりたいことがあるけど、どうすれば叶うかわからない。
しかし、このまま働き続けてたら、やりたいことができないことは分かる。
だから、少し立ち止まって考えている期間、それがニートなんじゃないかな。

「悠々自適」なんていえるカネのある老人には、しこたまカネを使っていただけばよい。
元気のある老人には大いに働いてもらって、活力ある高齢化社会を作っていけばいい。

いいこと言うなあ。
お金ある人はたくさん使って、経済を循環させないとダメだよね。

大学に行くだけで幸せが約束されるわけではないということは、子供に教えなければいけない。

大学っていい会社に入るためだけにある気がしてくる。
いい企業に入っても、3ヶ月もしたら大学名なんて関係なくなるのにね。

麻生さん、あまり知らなかったけど、しっかりした考えの持ち主だと感じました。
総理のときにこの考えをもっと広めてほしかったな。