実用書「自由な学びが見えてきた ~サドベリー・レクチャーズ~」 ダニエル・グリーンバーグ | フインキーのふんいき レビュー

実用書「自由な学びが見えてきた ~サドベリー・レクチャーズ~」 ダニエル・グリーンバーグ

サドベリーバレースクールの創始者であるダニエル氏が行った公演を文章におこしたもの。

自由な学びが見えてきた―サドベリー・レクチャーズ/ダニエル グリーンバーグ
¥1,890
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スコア選択: ★★★★

サドベリースクールの紹介は前著「世界一素敵な学校」でしっかり語られました。
今作は前作とほぼ重複なく、さらに付け加える形で学校での学びについて説明されます。
この本を読むと、サドベリースクールをさらに深く知ることができます。

なぜデモクラシー・モデルなのか、なぜ遊びが重要なのか、教育とは何なのか、サドベリースクールが全員のための学校ではないのはなぜか、など興味深い内容となっています。

親であると同時に、我が子が通うスクールのスタッフというダニエル氏の話は、新鮮で大変さが伝わってきます。
子どもにとって四六時中、親に見張られるのは嫌なものでしょう。
しかし、この自由な環境では、そんな状況でも伸び伸びと成長していけます。
なぜなら親の目につかない場所にいればいいだけですから。


サドベリーが供給すべき「学校環境」は以下の3つ
1.子どもたちのその後の人生にとって、普通に役立つもの
2.子どもたちの基本的な欲求、性質に関わるもの
3.子どもたち一人ひとりが独自の運命を実現して行く

つまり、子どもたちは欲求を追いかけて、自分の役割を実現し、世の中に役立つこと、を叶える場としてサドベリースクールは在ります。
素晴らしい理念だと思います。

この3つをクリアするには、子どもたちに物事を考えることを促す環境が必要。
世界の動向や、問題を解決する方法を考えだすこと。
それが身につけば、立派に社会でやっていけます。

読み書きそろばんを学校では教わりますが、それよりも大事な事がここでは学べます。
それはダニエル氏の本を読んだら、気づくことでしょう。