実用書「バカをつくる学校」 ジョン・テイラー・ガット | フインキーのふんいき レビュー

実用書「バカをつくる学校」 ジョン・テイラー・ガット

ニューヨーク州最優秀教師のベストセラー本です。

バカをつくる学校/ジョン・テイラー・ガット
¥1,470
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スコア選択: ★★★★

タイトルとポップな表紙を見て、教師である筆者がバカなクラスを作る話かと勝手に想像してたのですが、全然違いました。
これは今の学校教育がいかにバカな子どもをつくっているのか!ということを力説した本です。

とにかく、語りが冷静かつ過激で、教師がここまで言っていいのか、と思うくらい今の学校教育を批判しています。

今の学校は会社で従順に働いてくれる傭兵を作っています。
文句も言わず、言われたことをやる人材を育てています。
それに疑問を持たず、それ以外の道は教えられていないため、外にも出られない。
一生コントロールされた人生が待っています。

これはアメリカでの話ですが、日本でも全く同じことが言えます。
これを読むと教育の裏に多くの陰謀が渦巻いている感じがします。
アメリカが日本人に英語の苦手意識を植えつけさせたように。

書かれている内容は結構難しいです。
4章の学校教育の「第四の目的」なんかは目で追ってるだけでした。
でも、言いたいことは理解できます。

学校の第一の目的である「読み書きそろばん」なんかは自宅学習で十分。
だいたい900時間かければ、誰でもできるようになると書かれています。

では、学校が存在する理由は…
大人がお金を稼ぐため。
社会が破綻しないように均衡を保つため。
消費を活性化させるため。

とても大きな力が働いているため、学校教育を変えるためには相当なエネルギーが必要です。
そのためには、まず皆が今の状況に気づくことが大切。

これからは少子化で子どもにお金をかける時代になるため、儲かる業界であることには間違い無い。
教育は変わっていかなければならないと思います。