小説「夜想」 貫井徳郎
第一作目の「慟哭」と同じテーマで書かれた感動作。
妻と娘を事故で亡くし、今も失意の日々を送っている雪藤。
あるとき、電車のホームでパスケースを落としたとき、その場で拾ってくれた女性に目を奪われる。
女性がいきなり泣きだしたのだ。
まるで、雪藤の気持ちを察するかのように。
ここから物語は始まります。
この女性(以後、遙)、実は相手のモノを手に取ることでその人のことが分かるという能力を持っています。
昔漫画で流行ったサイコメトラーというやつです。
しかも、遙は外見も非常に美しい。
ときたら、放っておく男はいない。
世の中の困っている人のため、遥の力で助けてあげよう!と雪藤が立ち上がります。
小さなカフェに来る、お客の相談から始まり、しまいには何十人も束ねる団体となり…
世間に知れ、遙の美貌と謎めいた力からどんどん有名になります。
そして次第に人々は遙を崇め奉るようになり、ついに事件が。
この話はあくまで雪藤目線、ここが面白い。
実際に遙の気持ちや力が本物であるかはわかりません。
もしかしたら雪藤の一方的な思い込みかも。
その果てに行き着くものは…
今回、改めて筆者の文章の巧さを理解しました。
心情や動作がとても丁寧に描写されていて、映像がありありと想像できます。
「慟哭」のころは読みにくいなぁ、なんて思っていましたが、この本はページを捲る手が止まりません。
とても面白く読めた1冊でした。
- 夜想 (文春文庫)/貫井 徳郎
- ¥750
- Amazon.co.jp スコア選択: ★★★★★
妻と娘を事故で亡くし、今も失意の日々を送っている雪藤。
あるとき、電車のホームでパスケースを落としたとき、その場で拾ってくれた女性に目を奪われる。
女性がいきなり泣きだしたのだ。
まるで、雪藤の気持ちを察するかのように。
ここから物語は始まります。
この女性(以後、遙)、実は相手のモノを手に取ることでその人のことが分かるという能力を持っています。
昔漫画で流行ったサイコメトラーというやつです。
しかも、遙は外見も非常に美しい。
ときたら、放っておく男はいない。
世の中の困っている人のため、遥の力で助けてあげよう!と雪藤が立ち上がります。
小さなカフェに来る、お客の相談から始まり、しまいには何十人も束ねる団体となり…
世間に知れ、遙の美貌と謎めいた力からどんどん有名になります。
そして次第に人々は遙を崇め奉るようになり、ついに事件が。
この話はあくまで雪藤目線、ここが面白い。
実際に遙の気持ちや力が本物であるかはわかりません。
もしかしたら雪藤の一方的な思い込みかも。
その果てに行き着くものは…
今回、改めて筆者の文章の巧さを理解しました。
心情や動作がとても丁寧に描写されていて、映像がありありと想像できます。
「慟哭」のころは読みにくいなぁ、なんて思っていましたが、この本はページを捲る手が止まりません。
とても面白く読めた1冊でした。