映画「ソーシャル・ネットワーク」 レビュー | フインキーのふんいき レビュー

映画「ソーシャル・ネットワーク」 レビュー

デビッド・フィンチャー監督。

ソーシャル・ネットワーク (デビッド・フィンチャー 監督) [DVD]/出演者不明
Amazon.co.jp
スコア選択: ★★★★

世界中で使われているSNSであるFacebookを作った男・マーク・ザッカーバーグの数奇な人生のお話。


この映画を一言で言えば、主人公のマークがどれだけゲスな野郎で、どうやって他人を蹴落としてのし上がってきたかってことが描かれています。

ハーバード大学に通うマークは典型的なオタクタイプで、序盤の彼女に降られるシーンでもちょっとした対人障害を露呈します。
腹いせに自分のブログで彼女の悪口を書きまくるという、まぁ最初から嫌な奴である。

そのくせ考えついたことをプログラムを駆使して、その場で形にできるすごい頭の持ち主で、このあたりさすがハーバード大といった感じがします。

さらにFacebookを一緒に立ち上げた唯一の友達を裏切り、企画を立てた双子を裏切り、最終的に訴えられるという最悪な状況に。
マークのお金のためなら自ら手を汚す的な考えは見てる者、誰しもが嫌悪感を抱くでしょう。

しかし、本当にそうなのか?
そもそもこの映画を作るにあたって、マーク本人から話は聞けず、周りの裏切られた人々からの話をもとに作られたと聞きました。

そう思って内容を振り返ってみると、本当にマークがそう思って行動したのか、そこに本人の意志はあったのか?という部分が不明瞭で、周りの悪いように脚色された憶測でしか無いように思えてきます。
こういった監督の意図がちらっと見えるのも面白いです。

実際にマーク本人も、この映画で合っているのは服装くらいだ、なんて言ってるくらいなので、大分歪曲した箇所もあるんでしょう。

さて、少し話を変えます。
この映画にFacebookの考案者である双子の兄弟がでてきます。
この双子、スポーツ万能、頭も良く、かっこ良く、お金持ちで何よりそっくり。
もう天はこの双子にいくつ物を与えれば気が済むのか、マークが嫉妬するのも分かるってくらいの天上人。

このそっくりな双子の役を実は一人で演じわけてたと後で聞き驚きました。
動き、セリフ、どう見ても1人二役とは思えない、驚くくらい自然です。
これはぜひ注目して見て欲しいと思います。

この映画を見ると、自分も何か作りたい!と意欲が湧いてきます。
アイデア次第でお金持ちになれるなんて、何と夢のあるお話でしょうか。
めざせマーク・ザッカーバーグ。
でも友は裏切りたくないなぁ。