DVD「クレイマー、クレイマー」 レビュー | フインキーのふんいき レビュー

DVD「クレイマー、クレイマー」 レビュー

1979年公開作品。
第52回アカデミー賞作品賞などたくさんの賞を受賞しています。

クレイマー、クレイマー コレクターズ・エディション [DVD]/ジェーン・アレキサンダー,ダスティン・ホフマン,ジャスティン・ヘンリー
スコア選択: ★★★★

会社で成果が認められ満足気で帰宅したテッド(ダスティン・ホフマン)は妻に突然離婚を言い渡された。妻は家を出て行き、夫は幼い息子の面倒を見るのだが、仕事に家事になかなか上手く行かず…


最初はタイトルとジャケットから家族で山に登る話だと思ってました。
”クライマー、クライマー”なんて。
これは日本でよく言う”クレーマー”、要求者の話なんですね。

離婚を言い渡された夫が苦労しながら子供を育てるという、今でさえありがちなストーリー。
家のことを放置していたテッドは妻のいない、この状況に慣れず家事は失敗ばかり。
子供のビリーは母親の愛情に飢え、テッドとの折り合いも悪い。
しかし、失敗や問題を起こしても、それを一つずつ解決してことによって、段々と二人の愛情も深まっていきます。

これを見ると、子どもにとって母親がいかに大切なものか気づかせてくれます。
しかし、それを感じさせない父・テッドの愛情も揺ぎないもので、母親がいなくてもこんなに幸せならいいんじゃないかとさえ思えてきます。

そんな平穏無事な生活が続くはずが…
この状況で真の父親の愛の深さが知れます。
ビリーが怪我をしたときには走って病院までおぶっていき、仕事を首になっても、一日で仕事を決めてしまう。
どれもビリーを失うことの怖さから。

この映画は子供持ちの人は共感できることばかりだと思います。
もちろん母親の言い分も。

かつて一番大切だった人と争うなんてしたくないですよね。
それゆえ、お互い許しあえたラストはとても印象的で、双方ともに素敵だと感じました。

愛っていいなぁ、と思える作品。