小説「ゲームの達人」 シドニィ・シェルダン | フインキーのふんいき レビュー

小説「ゲームの達人」 シドニィ・シェルダン

1982年の作品。
シドニィ・シェルダン の代表作。

ゲームの達人〈上〉/シドニィ シェルダン
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スコア選択: ★★★★

4世代に渡る一族の繁栄と衰退を描いた話。


タイトルから漫画の「カイジ」や「ライアーゲーム」などの頭脳ゲーム的な内容かなと想像したんですが、全く違いました。
頭脳ゲームと言えなくもないですが、こちらは人間の内側のドロドロした部分に焦点を当てた、長い人生をゲームに見立てた内容。

人の裏切りや憎しみ、友情や恋愛、よくあるテンプレ―ト的なジャンルは大体入ってます。
そのため全部を味わいたいっていう人にはぴったりな作品かも。

前読んだ「明日があるなら 」でも思いましたが、登場人物は軽々しく"憎む"とか"殺す"などの発言をしすぎている印象を受けます。訳がおかしいのか、自分の反応が過剰なのか・・・
そこまで過激になる必要がないシーンや異常者染みたセリフの乱用で、リアリティがなくなってしまうのは残念でした。

とはいえ、ストーリーの流れやクセのある登場人物など、一筋縄では行かない所に否応でもワクワクさせられます。この辺が世界でベストセラーになった理由なんでしょうね。

全然ハッピーエンドの話ではないけれど、ダークでもないし、皮肉ぽく書かれているので後味は悪くないです。
上下巻で800ページと長いですが、読み始めたら止まらない中毒性のある作品でした。