小説「リピート」 乾くるみ | フインキーのふんいき レビュー

小説「リピート」 乾くるみ

前作「イニシエーションラブ 」を越える驚きと聞き、読みました。
趣向は全然違いますが、確かに驚けます。

リピート (文春文庫)/乾 くるみ
¥790
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スコア選択: ★★★★

とても読みやすく、読み始めたらぐいぐい物語に引き込まれます。
ラストまであっという間、本当に面白かったです。

SF+ミステリで、両方のいいとこどりといった感じ。
同じ時間に戻れるといった点では「七回死んだ男 」に近い。

最初はSFの要素が強く明るい雰囲気なんですが、途中からサスペンスっぽくなり結構重い(怖い)です。
そして、ラストの後味がもう最悪。
このラストのおかげでズーンと沈みました。

しかし、謎・複線がよく考えられており、読み応えとすっきり感味わえます。
作者はこんなことよく考えますね。
ただ、イニシエーションラブを越えたかというと個人的には越えてないかなぁと思います。

解説に過去のタイムトラベラーものの作品が紹介されていて参考になりました。