小説「コールドゲーム」 荻原浩 | フインキーのふんいき レビュー

小説「コールドゲーム」 荻原浩

高3の終わらない夏休みを描く青春ミステリ。
コールドゲーム (新潮文庫)/荻原 浩
¥700
Amazon.co.jp
スコア選択: ★★★★

青春ミステリなんて書くと爽やかなイメージですが、どっちかというとドロドロ系です。
どこがドロドロかというと、イジメの報復がテーマになっていて、救いが全くないところ。

中学生の時いじめられっ子だったトロ吉が、当時いじめた人たちに次々と復讐していくという話。

トロ吉vsクラスメイトという構造で、主人公はクラスメイト側の光也少年です。
ちなみに、光也はイジメには加わってなかったので、追われる心配はない・・・と本人は思っています。

予告をして、その通りに実行されていく復讐。
次々とクラスメイトがトロ吉にやられ、見え隠れするトロ吉がすごい怖い。
事件が起きるごとに、スピードアップし、最後の対決の場面は手に汗握るほどです。
そして、どんでん返し。
普通の話だと思ってたので、これは驚きました。

最初はスローペースですが、スリリングな展開が好きな人は面白く読めると思います。