小説「ゴールデンスランバー」 伊坂幸太郎
2008年本屋大賞受賞作。
今まで大賞受賞作品はすべて映像化されてるので、これも例外ではないでしょう。
来年、「重力ピエロ」「フィッシュストーリー」と続けて公開されるので、とても楽しみな1年になりそうです。
読んだ後、なんて映画っぽい話なんだ!と思いました。
それは日本からかけ離れた遠い国で起きた、濡れ衣を着せられた青年が逃げ惑うスリリングな映画。
ハリウッド映画とかでありそう。
総理ではなく首相だしね、警察が信用無くすくらい悪いしね、日本の事件じゃないよね~。
とは言いつつ、この物語の舞台は(伊坂作品の)いつもの通り宮城県仙台市です。
個人的には伊坂作品の中では「砂漠」に次いで2番目に好きな本となりました。
伊坂作品には、今回の樋口晴子のように、毎回、不思議な魅力(性格)をもった女性が出てきますね。
伊坂さんの理想の女性像でしょうか?
実際、周りにいたら素敵ですよね、こんな女性。
この小説は、大きく分けて4つの時間軸で順に構成されます。
① まず事件の今を、事件の外部(テレビの視聴している人たち)から語られます。
② そして、事件の20年後が客観的に書かれます。
ここまでで、72ページ。ここからが本番。
③ 次に、事件の犯人とされた青年と元彼女の視点を交互に、事件のときの様子をリアルタイムで描かれます。
④ 最後に、事件から3ヵ月後の今をいろいろな人の視点で語られます。
この外から見た事件と内から見た事件を見比べると、さまざまな部分でリンクしていて、プロットが練りに練られていることに気づきます。
また、伏線の張り方、使い方もうますぎ!どれもこれも印象的でした。
主に、話し言葉の伏線なんですが、ここぞという場面で不意に出てきて、心をさらって行きます。
最後の印象のいい終わり方もこの伏線のなせる技。
今まで読んだ伊坂作品にはなかったスピード感が今回感じられました。
序盤は読みにくいですが、どんどん加速して面白くなってきます。
事件の結末が序盤の段階でわかってしまうので、逆にその過程をいろいろ想像しながら楽しめるのが良かったのかもしれません。
面白いですが、終わってみてモヤモヤしたものが残る作品なので、全部はっきり解決しないとダメっていう人にはこの本は向きません。
今作の素敵なセリフ
ドストエフスキーのこと昔、刃物を持ったエスキモーだと思ってましたけどね。ドスとエスキモー
今まで大賞受賞作品はすべて映像化されてるので、これも例外ではないでしょう。
来年、「重力ピエロ」「フィッシュストーリー」と続けて公開されるので、とても楽しみな1年になりそうです。
- ゴールデンスランバー/伊坂 幸太郎
スコア選択: ★★★★★
読んだ後、なんて映画っぽい話なんだ!と思いました。
それは日本からかけ離れた遠い国で起きた、濡れ衣を着せられた青年が逃げ惑うスリリングな映画。
ハリウッド映画とかでありそう。
総理ではなく首相だしね、警察が信用無くすくらい悪いしね、日本の事件じゃないよね~。
とは言いつつ、この物語の舞台は(伊坂作品の)いつもの通り宮城県仙台市です。
個人的には伊坂作品の中では「砂漠」に次いで2番目に好きな本となりました。
伊坂作品には、今回の樋口晴子のように、毎回、不思議な魅力(性格)をもった女性が出てきますね。
伊坂さんの理想の女性像でしょうか?
実際、周りにいたら素敵ですよね、こんな女性。
この小説は、大きく分けて4つの時間軸で順に構成されます。
① まず事件の今を、事件の外部(テレビの視聴している人たち)から語られます。
② そして、事件の20年後が客観的に書かれます。
ここまでで、72ページ。ここからが本番。
③ 次に、事件の犯人とされた青年と元彼女の視点を交互に、事件のときの様子をリアルタイムで描かれます。
④ 最後に、事件から3ヵ月後の今をいろいろな人の視点で語られます。
この外から見た事件と内から見た事件を見比べると、さまざまな部分でリンクしていて、プロットが練りに練られていることに気づきます。
また、伏線の張り方、使い方もうますぎ!どれもこれも印象的でした。
主に、話し言葉の伏線なんですが、ここぞという場面で不意に出てきて、心をさらって行きます。
最後の印象のいい終わり方もこの伏線のなせる技。
今まで読んだ伊坂作品にはなかったスピード感が今回感じられました。
序盤は読みにくいですが、どんどん加速して面白くなってきます。
事件の結末が序盤の段階でわかってしまうので、逆にその過程をいろいろ想像しながら楽しめるのが良かったのかもしれません。
面白いですが、終わってみてモヤモヤしたものが残る作品なので、全部はっきり解決しないとダメっていう人にはこの本は向きません。
今作の素敵なセリフ
ドストエフスキーのこと昔、刃物を持ったエスキモーだと思ってましたけどね。ドスとエスキモー