小説「今夜は眠れない」 宮部みゆき | フインキーのふんいき レビュー

小説「今夜は眠れない」 宮部みゆき

タイトルがうまいですね。眠れなくなるほど面白い本という意味でしょうか。

今回は本格ミステリではなく、ライトノベルのような作風。

今夜は眠れない (角川文庫)/宮部 みゆき
¥540
Amazon.co.jp
スコア選択: ★★★


これは今まで読んだ宮部氏 の本では1番読みやすかったです。

子供視点で書かれていて、こういう柔らかい文章も書くんだなと、見直しました。


主人公はサッカー部に所属する中学生。章タイトルも、前半戦、後半戦、PK戦とサッカー関連なんですが、本文にサッカーの事はほぼ皆無。

この章タイトルにしたかったがために、後付でサッカー部員としたんじゃないかなw



話は、少年の家に突然5億円もの遺産が転がり込んできて、その理由を中学生2人が究明するというもの。

その遺産は以前、母親が1人暮らしをしていたときに命を助けた”伝説の相場師”からのものであり、2人の事実関係が疑われる。が、真相は驚くべきものだった・・・



誰も死なないし、嫌な悪ーい奴も出てこない、平穏な物語。

だけど、どんでん返しもあり、ちゃんとミステリーしてます。

読み終わったときは、1つの良い映画を見終わった後のような満足感が得られました。


この主人公2人が活躍する続編の「夢にも思わない」も読んでみたいと思える良作でした。