小説「ホームレス中学生」 田村裕
お笑い芸人・麒麟のつっこみ担当である田村裕の自伝。
この本での印税2億らしいです。もう働かなくてもいいでしょw
- ホームレス中学生/麒麟・田村裕
- ¥1,365
- Amazon.co.jp スコア選択: ★★★★
とても読みやすく、読み始めたら一瞬で読み終わりました。
といっても、内容は薄っぺらくなく、濃いーです。
最初のほうは、文体が小説家っぽくないなぁ・・・と思ってたんですが、書き方が段々と上手になってるのか、最後には感動させられている自分がいました。
お笑いは好きなので、田村家の悲惨な状況はある程度知ってました。
もちろん知らなかった部分もたくさんあって、改めて田村裕という人間を見直しました。
悲惨な出来事が立て続けに起こった故なのですが、親の病気や死で子供だけが取り残されるということは決してありえないことではなく、どんな人も紙一重で生きているということを知らされます。
ただ、田村裕は公園で過ごすという1冊の本になるくらい特殊な人生を送っています。
草を食べたり、ダンボールを食べたりと、普通の人は考えられないような過酷な生活を送っているからこそ、どんな小さいことでも幸せに感じる、その心は見習いたいですね。
今の自分がどれだけの人に支えられ、恵まれた生活をしているかってことを実感します。
1番印象に残ったのは、田村裕が生きる気力が無くなっているときに、親身に向き合ってくれたという担任の先生の話。生徒と同じ目線で語ってくれる先生、この先生によって田村くんの人生は救われたといっても過言ではないでしょう。
他にも、田村くんの周りには沢山いい人がいて、読んでるだけで心が温かくなります。
やはり母の影響というのは大きいと感じられる本でした。