小説「灰色の仮面 オリジナル版」 折原一 | フインキーのふんいき レビュー

小説「灰色の仮面 オリジナル版」 折原一

この本は単行本と文庫本とでは結末が違うそうです。単行本の方で結末がよくわからないという批判が多くあったらしく、文庫版の方で分かりやすく後味の良いものに変更したとありました。

今回読んだのは分かりにくいといわれてるほうでした。ちなみに文庫です。
この画像は変更した結末の方です。徳間文庫のオリジナルの方の画像がなかったため。

灰色の仮面(講談社文庫)/折原一

スコア選択: ★★

最初の方はとてもおもしろかった。

ある日、通りかかったマンションの一室から女性の苦しそうなあえぎ声が・・・。一旦家に帰ったが、気になり様子を見に行ってみると、部屋の鍵が開いており、そこには女性の死体が!あたふたしてる間にルームメイトの女性が帰ってきて、わわわっw
そして、なぜか部屋にあった電子手帳を持って逃げる彼。電子手帳の中身を見てみると、最近起こってる連続殺人事件の被害者たちの名前と住所が記してあり、犯人の落していったものと気づいてしまう。そこに記してある人を調べていくとまだ生きてる人が1人いて・・・


ラストが理不尽な終わり方なために、沢山の人がよくわからないと思うのもうなずけます。そりゃないっしょー!

今回、登場人物が少なく、犯人となりうる人は6人だけ。真犯人は意外性のある人と考えると、かなり絞られてきて、自分でも推理できそうな気がしました。が、最後の方になっても、犯人といわれても驚くような人物がいない・・・そして、最後までいつもの感情の揺れがきません。最初の展開が良かっただけに残念でした。

もう一方の結末の方はわかりやすく、後味の良いものになってるようなので、先にそっちの方を読みましょう。