小説「上と外」 恩田陸 | フインキーのふんいき レビュー

小説「上と外」 恩田陸

上下巻の文庫版で読みました。

上と外〈上〉 (幻冬舎文庫)/恩田 陸
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スコア選択: ★★★★★


上下巻合わせて950ページほどあります。
厚いですが、字が詰まってないのでさらっと読めます。

筆者のあとがきで「上と下」などと、タイトルをよく間違えられるそうです。
読む前は何でこんなタイトルなんだろうと思ったんですが、実際読んでみるとなるほど、まさに上と外ですね。

内容はある一家がG国で内部テロに巻き込まれるというパニックストーリー。
ファンタジー系かと思いきや、結構現実味のある話です。
登場人物の視点で描かれてるおり、人物像が想像しやすかったです。
主に家族4人の視点で順に展開していき、さまざまな困難に巻き込まれるわけですが、様々な場所で大変なことが起こり、読んでいて飽きません。

日本にいる一家の親族たちも細かく描かれていて、後々に重要な人物となって話を盛り上げてくれるんだろうと期待してたんですが、意外と関わりが少なく残念でした。
不満はそれくらいです。

終わり方がとても好きですね。読了感も爽やか。
この本はすべての人にお勧めできます。