小説「鬼面村の殺人」 折原一 | フインキーのふんいき レビュー

小説「鬼面村の殺人」 折原一

黒星警部シリーズの長編1作目。15年前の作品で、まだ技術的にもトリック的にも発展途上といった感じでした。

鬼面村の殺人 (光文社文庫)/折原 一
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スコア選択: ★★★

間抜けな黒星警部が主人公なわけですが、間抜けって時点でこの作品はパロディ確定なわけですよ。軽いタッチなので、気軽に読めていいんですが、肝心のトリックの方もあっさりしすぎてて、物足りなかったかな。もちろん、ラスト数ページで2転3転のどんでん返しもあるんですが、いつもの切れがないというか初々しいというか。全体的にふつーな印象。

舞台が飛騨高山の奥地の鬼面村というところで、世界遺産にもなっている白川郷の合掌造りの家がメインで出てきます。つい2ヶ月前に白川郷に行って、合掌造りを見てきたばかりなので、偶然ですがうれしかったですね。