小説「黒笑小説」 東野圭吾 | フインキーのふんいき レビュー

小説「黒笑小説」 東野圭吾

短編集「怪笑」、「毒笑」に次ぐシリーズの3作目です。330ページに13篇も入ってるので、1つの話がかなりスマートにまとまってます。

黒笑小説 (集英社文庫 ひ 15-8)/東野 圭吾
¥580
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スコア選択: ★★★

思いついたことを全部つめこんでみました的な作品。発想がどれも面白く、自由な雰囲気で楽しく読めました。ただ、あっさりしすぎてて、もう少し読みたかったなぁていうのが正直な所です。消化不良で終わってしまう話もあったので、この倍くらいのボリュームは欲しかったですね。

最初の4話までは登場人物など繋がっているので、連作本かと思いましたが、それからは全く異なるストーリーでアレっ?てなりました。これだけで1つの作品にしてもよかったのでは。この最初の4篇はブラックブラックしててタイトルに合ってますね。他の話も新しい感じで面白かったです。
改めて東野圭吾は理系だなと感じるモノや人が出てきます。こういう変にリアルでありえない設定がとても面白くて好きです。

いままでのシリーズの面白度としては、毒笑>怪笑>黒笑かな。「毒笑」は1つの話が結構長いので、長編好きな人にもお勧め。面白いですよ。