小説「七つの棺」 折原一 | フインキーのふんいき レビュー

小説「七つの棺」 折原一

折原一の第1作目「五つの棺」に2編を加えたものです。

七つの棺―密室殺人が多すぎる (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)/折原 一
¥714
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スコア選択: ★★

全て密室殺人のお話。短編集です。シリーズで刊行されてる密室が大好きな黒星警部が初登場しますが、この頃はまだ出番が少なく、印象にあまり残らない態度のデカイ警部といった感じ。

処女作ということもあってか、気になるところがいくつかありました。

まず、プロットが単純でトリック、ストーリー、どんでん返しにキレがなく物足りない。。。気軽に読めるという点ではいいのですが、もう少し凝っても良かったのでは。
また、読んでいてすんなりと内容が頭に入ってこない箇所があったり、若干読みにくさを感じました。
でも、全体的に平均くらいのレベルで決して悪い作品ではないです。

今まで読んだ筆者の本と比べるとこの評価になってしまいますが、初作品としては良い方だと思います。折原一の初期を知ることができる貴重な本ですね。