■大成建設、北海道で高層ビル施工不良
大成建設が北海道札幌市で建設中の高層複合ビルで、鉄骨の施工精度とコンクリートスラブの厚さが施主との契約に基づく規定に満たない施工不良が見つかった。
品質管理の担当社員が施主に虚偽の申告をしていた事も判明。
建設途中の建物は建築基準法に抵触する可能性もあり解体して建直す。
施主のNTT都市開発が発注しオフィスやホテルが入居する26階建ての高層複合ビルで、2021年10月に工事着工し、完成は2024年2月を予定していたが、建直しで2026年6月に延期となる。
施工不良の内容は、鉄骨に使うボルトが規定より小さく、地上部分の柱や梁を構成する鉄骨で規定より傾きが大きい箇所が722ヶ所中70ヶ所も見つかった。
床などのコンクリートスラブの厚さも規定に達していない箇所が570ヶ所中245ヶ所も見つかった。
品質管理の担当社員は問題のあった箇所を修正すると、工期が延びて竣工が遅れる事を恐れ、品質に問題なしと判断し、施主のNTT都市開発には虚偽の数値を申告していた。
建設業界ではロシア戦争により建材や資材価格が高騰し、それ以前に契約した建設工事では採算が悪化している。
施主との工事費値上げの交渉がうまくいかなければ、コンクリートの使用量を少なくする事でコスト削減する意図のある建設現場も出る可能性はある。
知らんけど。
【俺の経済新聞 2023年3月17日】
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