■住宅は持家か賃貸か
住宅を選択する場合、最初に方向性を定めるのが、住宅を購入する“持家”か借りる“賃貸”かを選ばなければならない。
“持家”であれ“賃貸”であれ、その人の生活環境や人生設計が大きく影響するため、どちらが良いというわけではない。
結婚し子供がいる4人家族で、転勤などがなく数十年はその地域で生活する予定なら、“持家”の方が総合的に有利と判断できる。
逆に結婚する予定がなく、転勤や転職が多ければ“賃貸”の方が身軽で人生の選択もしやすくなる。
とは言うものの“持家”と“賃貸”のトータルコストを比較すると、さほど変わらない事が判明している。
《50年間の住宅コストのシミュレーション》
●“持家”5100万円の新築戸建て住宅を住宅ローンを組んで購入した場合
〔住宅ローン返済額〕5670万円
〔購入諸費用〕1275万円
〔固定資産税等〕765万円
〔修繕費〕600万円
【総合計】8310万円
●“賃貸”家賃15万円で60才から家賃10万円に引越した場合
〔家賃〕7800万円
〔更新料〕300万円
〔入居費用〕75万円
〔引越費用〕60万円
【総合計】8235万円
また、金銭面だけでなく様々な問題も対処しなければならない。
“持家”の場合、戸建て住宅なら自らが建物や設備を修繕工事をしなければならない。
分譲マンションなら室内はリフォーム、建物は管理組合が実施するが修繕積立金不足などの問題もある。
子供が独立すれば部屋が広すぎたり、相続問題で空き家になったりする。
“賃貸”の場合、年金生活者になっても家賃負担額が重くのしかかる。
高齢者で転居しようにも、次の住宅が見つからない事もある。
これらの事から“持家”と“賃貸”をそのタイミングで使い分けるミックス型を選択する人も増えている。
知らんけど。
【俺の経済新聞 2023年2月25日】
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