■中古住宅市場が拡大
中古住宅売買を手掛けるスタートアップが増えている。
東京都港区にあるFacilo(ファシロ)は、不動産仲介会社向けに顧客の関心度を把握し、物件提案を効率化するクラウドサービスを開発した。
特徴は顧客の閲覧ログ(記録)をリアルタイムで把握できる点で、いつ、どんな物件に関心を持ったのか分析し、情報を閲覧した顧客には物件の内見などを提案する。
一方、アクセスが少ないと関心度が低いと判断し別物件を紹介する。
東京都港区にある不動産取引向けマッチングサイトを運営するNon Brokers(ノンブローカー)は、個人の物件売却をサポートするサービスを展開する。
物件売却では最終的な取引価格が、買主の値引交渉などで不動産会社が当初提示した価格より低くなるケースが多い。
Non Brokers(ノンブローカー)はデータを基に不動産会社の“変動率”を算出した。
売主が高価格で物件が売却できる不動産会社を選ぶ判断材料を増やす。
国土交通省によると不動産取引での中古物件シェアは1割~2割で推移していたが、近年は首都圏の新築マンション価格高騰で割安な中古へシフトしている。
2025年の中古物件取引が5万件と予測され、2021年比で3割増となる。
政府も中古物件の利用活用に力を入れている。
空き家が増加しているが、売却するにも建物の耐震構造不足などが課題となっている。
そのため空き家対策に取組む自治体や企業に補助金制度を2021年度に創設した。
東京都中央区にあるSanu(サヌ)は空き家問題に対応する。
空き家の中古物件を買取りしてリフォームし、別荘としてサブスクリプション(定額課金)形式で貸出すサービスを展開。
千葉県と静岡県で合計6棟を稼働させている。
当初は自社建設の新築別荘を手掛け平屋の50㎡前後だった。
地方の空き家に目を付け、中古別荘として購入してリフォームし、2階建ての100㎡あり大人数で過ごせるニーズが増えている。
長野県辰野町にあるMoon Base(ムーンベース)は、空き家を貸すサブスクリプション(定額課金)サービスを始めた。
オーナーから物件を借上げて入居者に転貸借する“サブリース”形式とする。
不動産投資ベンチャーキャピタルのデジタルベースキャピタルは、中古住宅は修繕履歴をデータで保存し、物件概要や仕様書として買主の安心感を高めるサービスが重要となり、中古流通市場の拡大のカギとなってくると語る。
知らんけど。
【俺の経済新聞 2023年2月22日】
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