■新築マンション価格、上昇継続
全国の新築マンションが6年連続で上昇している。
2022年の全国の新築マンション平均価格は5121万円で、2012年比で1300万円も高くなり、東京都区部は3000万円も上昇した。
東京都を中心に富裕層や海外投資家の購入意欲が旺盛だが、実需の一般購入者には手の届きにくい価格帯になっている。
首都圏は6288万円、近畿圏は4635万円と高騰が続き、地方都市の仙台市は4661万円、広島市は4455万円、福岡市は4228万円と上昇している。
東京都区部は2012年比で2950万円高い8236万円となった。
主要駅前や中心地でタワーマンションの建設が相次ぎ、販売価格を押し上げている。
マンション用地や人件費などが上昇し、円安やロシア戦争による影響で資材や建材なども上昇し、新築マンションの建設コストが高騰している。
不動産会社は建物完成後も売れ残っていても値下げせずに時間を掛けて販売する戦略を取っており、販売価格が下がる要因は見当たらない。
三菱地所レジデンスが東京都千代田区で建設する『ザ・パークハウスグラン三番町26』は平均販売価格が3億円を超えている。
関電不動産開発、住友不動産、パナソニックホームズが開発する大阪市西区では省エネ性能をアピールした46階建ての『シエリアタワー大阪堀江』が建設される。
野村不動産が名古屋市中区で建設する25階建ての『プラウドタワー名古屋丸の内ステーションマークス』は栄にある百貨店の名古屋三越に販売センターを設けている。
新築マンション発売戸数は減少傾向が続き、2022年の全国の発売戸数は7万2967戸と減少し、過去最多だった1994年の19万戸弱の4割程度で、10年間で2万900戸減っている。
新築マンションの購入検討者は、神奈川県、埼玉県、千葉県など価格帯が安い郊外に広がり、中古マンションや賃貸マンションにも流れている。
知らんけど。
【俺の経済新聞 2023年2月22日】
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