■名古屋・栄の再開発加速
名古屋の繁華街の栄で再開発計画が動き出している。
広小路通と錦通と大津通の囲まれた都市公園だった栄広場跡地は、『錦三丁目25番街区計画』として高さ211mで41階建ての複合ビルが2026年に完成する。
事業主は、三菱地所、パルコ、日本郵政不動産、明治安田生命保険相互会社、中日新聞社が開発する。
高層階には高級ホテルの『コンラッド』が入居し、中層階はオフィス、低層階には映画館と商業施設となる。
広小路通と久屋大通の角地に建つ中日ビルは老朽化に伴い、高さ158mの33階建ての複合ビルに建替え2024年に完成する。
事業主は中日新聞社だが、建替プロジェクトに参画した三菱地所によりフロア構成され、高層階は三菱地所系の『ザ・ロイヤルパークホテル・アイコニック』が入居し、中層階はオフィス、低層階にはホールと商業施設となる。
名古屋は都市規模に比べ高級ホテルが少なく、国際的イベント誘致が出来ないなど課題となっていた。
大津通から西側へ行った広小路通沿いには閉店した『丸栄百貨店』跡地には、3階建ての『マルエイガレリア』が期間限定で開業した。
薬品メーカーで土地所有者の興和が、大和ハウス工業と10年間の定期借地による賃貸借契約を締結した。
今後、向かに建つ栄町ビルなど一体開発を計画している。
旺盛な開発計画が進む名古屋だが、ビジネス街では2022年9月のオフィス空室率が5.77%と上昇しており、竣工1年以内の新築ビルに限ると41%の全国でワースト1となる。
2019年に中国で発症した新型コロナウイルス感染拡大に伴い、在宅勤務などテレワークやリモートワークが浸透し、企業の事務所撤退や縮小が相次ぎオフィスビル需要が停滞している。
コロナ危機により働き方が変わり、コロナ前の開発計画が次々と完成を迎える中、日本の都市部ではオフィスビルが供給過多となっている。
名古屋でもオフィスビルの余剰が懸念される。
知らんけど。
【俺の経済新聞 2022年11月24日】
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