■保全調整池【その2】
『保全調整池』は水の溜まった池もありますが、その敷地を有効活用して公園にしている所もあります。
大雨の降っていない時は水位が下がっており、池底も見えています。
『保全調整池』は小さな公園1つ分くらいの広さがあるため、確かに大雨が降る日数は限られるため、1年間の大半がその敷地を利用できます。
この『保全調整池』だが、普通は池のように宅地の一画に設けてある。
ただ、大阪など都心部だと、その土地を確保する事が難しいため、地下に『保全調整池』を設けている。
特に大阪市とその周辺都市は、その昔は大半が海だったため海抜が低く、雨が降るたびに洪水に悩まされていた歴史がある。
そのため近年の環境悪化によるゲリラ豪雨による洪水発生より、ずっと前から治水工事を実施している。
それが大阪広域の地下河川立杭(たてこう)と地下河川トンネル。
河川立杭は、地上から地下に降りるための縦穴。
地下河川トンネルは、立杭下部と次の立杭下部を結ぶトンネルで、この部分が『保全調整池』の役割を果たす。
要は、地下鉄の駅が立杭で、線路が河川トンネルと言えばイメージしやすい。
“水の都”と言われる大阪は、昭和の時代から“水”と戦ってきた街でもある。
ちなみに、それら大阪の治水対策をイメージする画像は1枚も無い!
※画像はイメージであり本文とは関係ありません。
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