■宅地造成等規制法から盛土等規制法へ【第2章-その2】

土台も、どれくらいで固くなるのかは分かりませんが、形が整ってからもかなりの期間を放置しています。

その土台に雨水や地下水を放出するための排水設備も設けます。

これが無いと、土内に水が溜まり土台が弱くなり、崩れる事になります。

2021年7月3日に発生した静岡県熱海市の土石流災害で、一番に問題視されたのがこの排水設備です。

災害級の豪雨により水を溜める容量以上の水が入り込み、土中が泥となり軟弱化して一気に崩壊しました。

そして、法定以上の盛土がされていたため、土石流の規模も最大化しています。

ただ、法定を守りきちんと施工した盛土だったとしても、近年の豪雨なら、もしかしたら土砂災害に発展していた可能性はあります。

それくらい過去の慣例に沿った法令や施工が、甚大化する自然災害に追いついていない事を示唆(しさ)しています。

※画像はイメージであり本文とは関係ありません。

■マンション管理士事務所ループデザイン■

マンションに関するご相談はループデザインにお任せください。

メール相談は無料です。

【メールアドレス】
open.closet@gmail.com

■マンションコンサルティングオフィス ループデザイン
http://loopdesign.web.fc2.com/