■宅地造成等規制法から盛土等規制法へ【第1章-その5】

そもそも、きちんとした『宅地造成等規制法』があるにも関わらず、なぜ『盛土等規制法』へ名称変更しなければならないのか?

とにもかくにも一番の原因は、2021年7月3日に発生した静岡県熱海市の土石流災害でしょう。

違法な造成工事により豪雨で地盤が崩落して土砂が流れ出し、下域の住宅地を土石流が飲込み甚大な被害を出した。

実は静岡県以外でも、盛土等の造成工事は問題となっていた。

それは全国一律の法規制がなかった事が主因である。

住宅などを建設する宅地の造成は『宅地造成等規制法』で括られているが、人が近づかないような山などは規制の対象外である。

そのため自治体が条例で土砂や産業廃棄物の不法投棄などを監視していた。

それが全国各地の山林や空き地に、こんもりとした盛土が増殖されていった理由である。

※画像はイメージであり本文とは関係ありません。

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