■地味にすごい!東海道有松村【その7】

周辺の町の観光希薄の体(てい)たらくに比べて、『有松』の町並み保存は見上げたものです。

ある意味、京町家の横に鉄筋コンクリート造のマンションが建っている京都よりもすごいかもしれない。

それは木造建築物の各所有者の努力の賜物(たまもの)でもある。

古い建物には、それなりに改修費用が掛かる。

“国登録有形文化財”に指定されているとは言え、何から何まで国の機関が手掛けてくれる訳ではない。

東京や大阪などでは、価値ある歴史的建築物を“国登録有形文化財”に指定される前に解体して、新しい建物に建替る所有者が多い。

当時の外観だけ残して、取って付けたような歴史的意味無し建築物が溢れている。

その様なものは、ファッションで言えば“ニセモノ”、絵画で言えば“贋作”、自動車で言えば“レプリカ”、映画で言えば“パロディ”、音楽で言えば“パクリ”の価値しかない。

もし、フランスのパリにある『ノートルダム大聖堂』が日本の東京にあったなら、あの大火災で焼失した時点で、間違いなく50階建ての超高層複合ビルに建替るだろう。

『ノートルダム大聖堂』の一部の外壁や装飾だけビルのどこかに貼付けて。

これが20世紀までの日本人の感性である。

だが、今やIT(情報技術)進化やネット環境整備された21世紀となり、日本の本来の価値に気付いた人達が増えてきた。

しかも、それがどこに残っているのかも。

戦後、ようやく日本は失いかけた“大和魂”を取り戻したのかもしれない。

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