■拡大する空き家問題【その3】
その時代は地方の親もまだ存命で、空き家問題が表面化する事は無かった。
それが時が経つにつれ、地方の親が亡くなり、実家を相続する者がおらず、そのまま放置され実家が空き家となる。
それに併せてバブル崩壊。
日本全土の地価が下がり、利便性の高い都心に新築マンションが乱立し、価格帯も3000万円~4000万円と手頃だったため、不便な郊外の戸建て住宅から便利な都心のマンションへと人が移っていきました。
そして次は、ニュータウンで戸建て住宅を建てた世代が定年を迎え、その子世代も都心のマンションなどを購入しており、地方と同じように郊外の戸建て住宅を引継ぐ者はいませんでした。
話しはここで終わらず、その都心のマンションや戸建て住宅も、少子化により引継ぐ者がおらず、それが空き家になり始めています。
結果、この日本の“地方”“郊外”“都心”のどの地域でも、空き家が増加し続けています。
では、空き家問題の解決策はあるのか?
例えば、150人前の料理にお客さんが100名しかいなければ、当然に50食が余ります。
この50食を破棄せずに済む方法は、あと50名のお客さんを呼ぶしかありません。
空き家解消は、この理屈と同じです。
余った住宅に住んでもらう人を集めるしかありません。
日本では少子化で子供の増加は期待はできません。
高齢者も長寿となったからと言って、住宅を購入できる余力のある人も限られます。
それでも日本は、あと50名の人達をかき集めなければなりません。
※画像はイメージであり本文とは関係ありません。
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