■よく分かる建築構造/大高の高速道路【その2】

現地に来て、まず気になったのが“橋脚”の建材です。

コンクリート製と鋼鉄製があります。

一般的にコンクリートは重く強度があり、鋼鉄は軽く強度はそれほどない事にあります。

それに“橋脚”を建てる地盤の強弱も加味され、どちらにするか決まるそうです。

例えば、上部の荷重が軽く幅広で軟弱地盤なら鋼鉄製、上部の荷重が重く幅狭で強硬地盤ならコンクリート製となります。

それをいろいろと構造計算して、ベストな建材と形状を編み出しています。

“橋脚”の柱も1本だったり2本だったりと様々な事が解かります。

これも地形、幅員、荷重が関係しているでしょう。

外観的には同じ建材で同じ形状がずらりと連なっている方が美しいですが、“橋脚”の役目は『美しさ』よりも『支える』事にあるため、コンクリート製のT字の次が鋼鉄製の逆U字とマチマチになっています。

逆L字の“橋脚”は構造力学の片持梁となり、荷重はモーメントとなるため曲げに対する応力が必要となる事が解ります。

これを一つ一つ構造計算して建築しているかと思うと、建設会社の人には頭が下がります。

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